簑山(美の山) 2014/3/15 美の山ピークの展望は予想以上に抜群!
簑山(美の山) 587m 単純高低差420m
今期花粉飛散量ピーク直前、まともに山に入山できるか否か不安を抱えていた時期に、そろそろ山行ネタも尽きてきていたので、ゴーストハイカーを利用して勝手に盗聴してしまおうと密かに計画をしておりました。
そこで、あまり健脚ではないが花粉の影響を受けないゴーストハイカーX氏にゴーストへの依頼交渉を試みます。
まずはギャラの呈示を「このくらいで」とすると、X氏は首を横に振ります。次に値をつり上げると、渋い顔をして「うーん」と不満気な表情をしました。
更にもう少し値段をつり上げると笑顔でOKを出してきました。
その直後、ざけんな!そんな高けぇ~ギャラ払うくらいなら、やっぱ俺が勝手に無理してでも歩くよと交渉をリセットさせます。そして花粉対策の完全防備マスク着用で低山アタックに挑む準備をしていきます。
そんな準備段階の最中に、今度はある毒者の方からSTAP(スタップ)疑惑の指摘を受けます。
THE BATEIKEI(馬蹄形)を新たにヤマレコで立ち上げたユニットリーダー、おーまい・なるお氏の番外編過去レポに不適切並びに不正確な内容が含まれているとのことでした。
先月に歩いたB級スポット巡り「松山城跡レポ」で使用された熊注意看板画像が、なんと!過去レポの「吉見町ポンポン山 」で掲載された熊注意看板画像に非常に酷似しているとの指摘でした。
こんなくだらんレポで捏造がバレてしまったか・・・。明らかに熊注意看板画像を使い回した不備は、ハイキング業界への信頼性を著しく損ねる誤りであるものと重く受け止め、レポ取り下げまで迫られる事態へと発展していきます。
最近流行っているのか、コピペ疑惑・・・所謂勝手に名づけたSTAP疑惑です。しかしながら、大学の卒論のコピペは手書きでやりました。手書きは労力も入りかなりきついっす。(爆)
上記疑惑発覚により、ただいま大きなストレスを感じているのであまり刺激をしないようにお願いします。
現在レポを作成しているレポ部屋に貼ってあったムーミンのシールは全てはがしました。(汗)
おーまいさん、最近はブラックユーモアの大家目指してるんすか!
と言われそうな出来事でしたが、花粉症の影響の方がむしろ深刻な状況となっています。
この深刻な身体の状況であるにも関らず薬物を投与しながら、エスケープ多数地帯の簑山(美の山)に入山する決意をしていきます。
脚部は全然元気なのですが、鼻から上が・・・。目の痒み、頭痛もセットで・・・。
鼻頭が熱くなり、鼻心溶融が始まったらメルトダウンにカウントダウンを打ち始めます。
ただちに人体への影響はありませんが、私の周囲半径10m以内には立ち入らないでください。
私自身もヤバくなったらいつでも逃げ切ります!
さぁ!初登頂となる簑山(美の山)にGOしていきます!
レポ作成の原動力になりますので、下記1発ランクアップのため、宜しくお願いします。
【ルート】:道の駅みなの(9:25)⇒萬福寺(9:33)⇒(仙元山コース)⇒お犬のくぼ(10:22)⇒みはらし園地(10:34-10:40)⇒榛名神社(10:53)⇒簑山【美の山】(11:06-12:15)⇒和銅採掘露天掘跡(12:49-12:54)⇒聖神社(13:05-13:10)⇒和銅黒谷駅着(13:15) (13:30秩父鉄道乗車)⇒親鼻駅⇒道の駅みなの
※歩行距離:9.4㎞ 行程タイム:3h50m(休憩等含)
(注):行程時間は個人のペースで歩いたり、自然観察をしている為、またアクシデント・渋滞等発生により全く参考にはなりません。
※簑山(美の山)北側斜面上部は雪が残っていますが、ノーマル歩行で対応可能、しかし軽アイゼンあればなお良い。南側斜面はほぼ雪なし。
本日は遅刻ハイカーとして道の駅みなのに到着です。ゴーストハイカーではなく、花粉症で瀕死状態の本人で登場!この出で立ちで銀行に入って行ったら、間違いなく呼び止められるであらう。
ガストの先に聳え立つ宝の山こと「宝登山」を捉えて、 140号線をガスト沿いに歩いていきます。
すぐに不動尊萬福寺入口の看板が現れ、仙元山コースを選択して進んでいきます。
萬福寺の奥に丸く構える美の山を見上げて、仙元山方面の勾配のあるアスファルト道を登っていくと鳥居が右手に見えてきます。
本日はNorth Face ダウラギリでノーマルアタック体制で山道に入っていきます。少し登るとフェンスに突き当たりますので、道標に従ってフェンス沿いを歩いていきます。
静かな尾根道を歩いていくと小高いピークに到達します。祠が置いてあるこの場所がどうやら仙元山のようです。
登山道に並行してイノシシ軍団のトレースがありますので丁寧に辿っていきます。そして車道を横切ってお犬のくぼに向かいます。
残雪のトラバース道を滑らないように慎重に歩いていきます。登山道と思われる道は、雪溶け水が合流し小さな沢を形成しています。
やがて、いこいの村ヘリテイジ美の山の側に出ると静かな建屋を一望していきます。施設を眺めて宿泊してみたい気にはなりましたが、もうガキンチョたちがデカくなっているので状況的に厳しいことを悟ります。 再び車道から山道へと交差しながら進んでいきます。
トレースが不明瞭の積雪地帯を直登していくと、単なる石と木を掻き集めたような場所が現れます。これがお犬のくぼか?
みはらし園地に到達し、ベンチの前で軽く低空バックダブルバイを決め込んでから、静かに1本立てていきます。
みはらし園地では、一部開けた箇所より里山の風景と眼下には集落が見られます。
積雪で埋没状態のアスファルトっぽい道を登ると、小ぶりな榛名神社があり軽く参拝していきます。
視界の開けた場所から見事に広がる奥秩父ラインを一望していきます。 眼下に広がる秩父市街地の視界も良く利いています。
甲武信三山、中央右手寄りの頂きは埼玉最高峰「三宝山」
豪快に聳える鎖場王国「両神山」
美の山直下を通過している皆野寄居有料道路 (左)、北側には男体山を主体とした日光連山(右)
美の山山頂部に移動していくと、立派な展望台が良く目立ちます。
展望台に上ると予想以上の景色に驚愕していきます。奥秩父の明瞭な稜線を分かり易い山座同定表と照合しながら暫く一望していきます。
採掘部分のゼブラ模様を輝かせる秩父のシンボル「武甲山」
豪快過ぎる究極の鎖場王国「両神山」
秩父のジャンダルム「二子山」
木賊山・甲武信ヶ岳・三宝山が綺麗に並ぶ甲武信三山
左から水晶山、雁坂嶺、破不山、甲武信三山、馴染みの奥秩父主脈ライン
和名倉山、妙法ヶ岳方面 、和名倉山直下には三峰神社
右側から三峰ルートの白岩山、芋の木ドッケ、雲取山の稜線、長沢山、天目山 と続く
久しぶりに最高の奥秩父大展望に感動したぁ!素直な気持ちを身体全体で表現していきます。フロントダブルバイを豪快に決め込みます。
感動のおまけポージング、魂が燃える炎のポーズ(左)、大胸筋パンプアップ状態のサイドチェスト(右)・・・え、もうええ加減にしてくれないかだって?
テレビアンテナが集結する場所に、美の山山頂標識が設置されていますので、ここで昼食タイムとします。昼食後は後続パーティにベンチ付の山頂部を案内していきます。
赤城山(左)、日光白根山、男体ファミリー方面(右)
広すぎる山頂部では余裕で野球の試合ができそうです。自販機もあるので水欠の心配が不要です。
駆け込み不要の豪快なトイレ、公衆電話も設置されているので遭難しても安心です。(笑)
東側の展望台からは大霧山以降の七峰縦走ラインが一望できます。
南側展望台では、右側から武川岳~二子山~丸山の奥武蔵馬蹄形ラインが眺望できます。
広すぎる山頂部に1時間以上も滞在していたのでそろそろ下山タイムとしていきます。下山は和銅黒谷駅方面に下っていきます。南側斜面にほとんど積雪はありませんでした。
集落分岐点には廃車のスズキアルトが放置されています。集落一帯からは視界が良ければいつでも奥秩父の絶景が楽しめますね。
両神山、二子山方面(左)、甲武信山塊(右)
天を突き刺す整形の帝王「武甲山」
折角なので和銅採掘露天堀跡に立ち寄ります。 高さ5mの和銅開珎の巨大モニュメントを見て感動です。
BIG・TOTO開珎を祈願して、モニュメントの空洞に右手を重ねて、BIGりするような当たりお願いポーズ!を心を込めて決め込んでいきます。すると、何となくですが、経済的効益の威力が付いた気がしてきました。(笑) その後は再び集落街から黒谷駅を目指して歩いていきます。
銭神様御利益のある神社「聖神社」に立ち寄ります。リーマンハイカーからフリーマンハイカーに転身できるように真剣に祈願していきます。
国道140号沿いを歩いて和銅黒谷駅に到着します。
日本通過発祥の地、確か歴史が変わったような気がするが・・・。 武甲山を背後に秩父鉄道の列車が到着してきました。
2駅先の親鼻駅で下車して道の駅で車を回収していきます。その後、 満願の湯で全身に付着した花粉を徹底的に洗い流しながら身体を癒していきます。
お疲れさまでした。
■天候:晴れ
■出会った人:14人(美の山山頂部で10人、他スポット地にて、登山道は貸切)
■タイム:9:25~13:15【3時間50分、休憩等含】
■形態:単独行
■水分:2.0L(ペットボトル500ml:4本)
■山域:北武蔵
■出発地点より駐車場までの片道距離:54Km
■登頂日:2014年3月15日(土)
■その他:
★初登頂となる簑山(美の山)の展望はまぢ最高でした。山頂まで車でも行けますが、登山行程を楽しみながら展望をセットにすると登山の楽しさ気持ち良さが実感できます。
★今回はロングをやらずに登山行程の短縮、花粉対策を万全な体制で臨みました。帰宅後は目の痒みがある以外、甚大な影響は出ませんでした。もう暫くの時期を乗り越えれば何とかなることでしょう。
★奥秩父の素晴らしい展望を一望できて大変満足した登山行程となりました。特に甲武信ライン、雲取ライン、雁坂ラインは馴染み深い山域なので今年もバシバシ歩いてみたくなりました。
さて、次回以降は夏場に向けた脚力強化を徐々にステップアップしていきたいと思います。