鳳凰三山(日帰り) 2013/11/2 ドンドコ沢・滝巡りのトラウマを払拭させるリトライ山行
鳳凰三山(日帰り)【観音岳】2,840m【地蔵岳】2,764m【薬師岳】2,780m 単純高低差1,750m
今回で通算2度目となる南アルプスの鳳凰三山です。予定では八ヶ岳(赤岳)~権現岳周回を計画していましたが、既に赤岳山頂直下は凍結で非常に危険な状況と知ります。そこで、第二候補に掲げていた鳳凰三山が浮上します。鳳凰三山ならば例年11月上旬までなら降雪があっても深刻な状況にはならないとのこと。
しかしながら、鳳凰三山には過去山行で受けたトラウマを有しておりました。昨年7月の初登頂時、思わぬアクシデントの連続により劣悪なコンデションに追い込まれます。両脚太もも完全硬直ブッキング事件を筆頭に歯が抜ける、極度の頭痛発生、腹に原因不明のガスが溜まり、稜線上に25発の小爆発を咬ましていく等、極めつけはオベリスク直下の核心部の砂礫地帯で勝手にムーンウォーク状態になり、いたずらに脚部が刺激される等。御蔭で昨年の「2012年拷問登山ランキング 」でベストワンに輝いてしまいました。
因みに当時のレポはこちら⇒「鳳凰三山 2012/7/15」
そこで何とかこの忌まわしいトラウマを払拭させたい!今年の拷問登山ランキングからは圏外にさせたい!等の思いからリトライ山行の決断に至ります。
当日は予定通りに青木鉱泉発の登山が遂行されていきます。トラウマとなっていたドンドコ沢コースでは秘策を練ってきました。私的にしか運用できない登山スキル、その名も「28日周期の攻防戦」作戦の実行でした。この大腿四等筋痙攣防止策は、奥武蔵のホームで編み出したくだらないスキル?です。登り込み時に膝頭を内側に入れ込む(極端に言えば股間を挟み込んでいるイメージ)為、脳内部で「私アの日になっちゃたの~、28日周期定期的に来ているわ!」・・・と連呼して身体に反応させて痙攣を回避させる手法です。(笑)すると、自然と膝頭が内側に入る歩き方に変わり、大腿四等筋前部に集中していた負荷が側面、ハムストリング(裏面)へと均等に分散されて負荷が低減されていきます。
この手法で脚部痙攣を防止させていく訳ですが、やはりオベリクス直下の核心部では、悲鳴を上げるハイカーが続出していました。ここは勝手にムーンウォークにならないようキックステップで何とか高度を稼ぎます。
この日、鳳凰小屋のベンチに立ち寄った時、サプライズがありました。なんと!美貌満載の女性ハイカーの方から「流離のリーマンハイカーさんですか?」と声を掛けられます。前日に脚部痙攣事件のレポを拝読されてきたとのこと、普段から”ゆうやけハイカー”と”リーマンハイカー”は欠かさず読み込んでいるとの話を聞いて、ストロングな感謝・感激・雨・霰でした。
レポ作成の原動力になりますので、下記1発ランクアップのため、宜しくお願いします。
【ルート】:青木鉱泉(5:58)⇒白糸滝(8:30-8:36)⇒五色滝(8:56-9:04)⇒鳳凰小屋(9:45-10:01)⇒地蔵岳(10:42-11:17)⇒観音岳(12:19-12:28)⇒薬師岳(12:48-13:03)⇒御座石(13:44)⇒壊れた小屋(15:24)⇒青木鉱泉P(16:02)
※2013年11月2日時点では、青木鉱泉周回ルートではアイゼンを使用する箇所はありませんでした。強いて言えば、観音岳山頂一部で凍結箇所が見られただけでした。天候は地蔵岳で快晴の無風、観音岳⇒薬師岳では北岳方面からガスが発生、北岳おろしにより体感温度が一気に下がります。強風予報の時はご注意ください。
※歩行距離 20.7㎞ 行程タイム:10h04m
(注):行程時間は個人のペースで歩いたり、自然観察をしている為、またアクシデント・渋滞等発生により全く参考にはなりません。
前日仕事から帰宅した私は明日から三連休だぁ!と早速SAでの仮眠を検討しましたが、自宅の布団の方が身体が休まると思い22時に就寝します。連休初日をアタック日に設定したのは、一番信頼できる天候だったからです。AM1時30分起床し2時に自宅を出発します。圏央自動車道坂戸IC~中央自動車道双葉SAに立ち寄って、娘がバイト先から頂いてきた蕎麦を車内でいただきます。
その後韮崎ICで下車し、桐沢橋東詰を左折して青木鉱泉に向かいます。以前よりダートな道が短くなった気がしながら林道を走行して、5時30分青木鉱泉駐車場に到着です。青木鉱泉で早起きの受付オヤジに750円支払って、駐車券をフロントガラスの見える位置に置いていきます。青木鉱泉前のトイレに立ち寄り5時58分登山開始です!
私的にトラウマとなっていたドンドコ沢登山道を、まずは紅葉を観賞しながら歩いていきます。紅葉が見られる外国では日本独特の赤色の紅葉が無いそうです。従って、赤と黄色の鮮やかな色彩を有する自国で見られる紅葉は大変貴重価値がある光景かと思われます。
工事中の林道を通過して、山肌が赤く染まるモルゲンを確認していきます。
やがて山道に入ると、ドンドコ沢の表示に従い登り込み体制へとシフトしていきます。
トラバース道を巻きながら進んでいきますが、10月の台風の影響なのか?倒木があったり結構荒れ気味に感じました。途中で難儀しているオヤジハイカーが「何だよ!荒れ過ぎだよ!」と少々熱くなりながら、ダブルステッキを登山道にブっ挿していました。
標高1,400m前後でしょうか。紅葉が見事に輝きを見せています。
すると、今年観賞してきた中で最大級の紅葉が、乱反射しながら私の輝く瞳に著しく交差し始めます。圧巻!の一言に尽きます。
渡渉してから再び、落葉が混在する登山道を登り込んでいきます。
またまた紅葉ポイントを瞳に取り込みながら何度でも来ぅよう!と意思を固めていきます。え?おーまいsanあまり無理すんなって?
そして渡渉ポイントを難なく通過、ゴアテックスだがら問題ない水量です。今回は谷川連峰馬蹄形2回踏破、甲斐駒黒戸尾根ピストン、鹿島槍ピストンといづれも厳しい日帰りロングルートに闘いを挑んできたLOWAの登山靴で縁担ぎの為のトラウマ払拭登山です。その黄金の靴を見せろだって?後で見せますよ、後で・・・勝手にムーンウォーク地帯で登場させますよ。
今回は鳳凰の滝はパスしていきます。前回鳳凰の滝を観爆した時、往復距離の割には価値の薄さに幻滅した記憶があります。一度見れば十分だらう。
そして深刻な登りが待ち構える急登から高度を稼いで白糸滝に向かいます。
ガレ場交じりの深刻な登りで悪夢が甦ります。前回は調子扱いて登り込んでいたら、確かこの辺りから大腿部が攣り始めたなぁ~。同じ過ちは犯してならぬと必死に膝頭を脚部内側に入れ込みながら登ります。学習能力の悪い私は必殺!28日周期の攻防戦スキルを使用します。何だその意味不明な技はだって?あまり深く考えなくて良いと思うよ。
28日周期の攻防戦とは、ズバリ膝頭を無理矢理内側に入れ込む為の御まじないです。極端に言えば内股で登り込めってことですな。
「アタシあの日になっちゃったの~、でも不順じゃないわ、定期的に来ているわ!・・・・」と瞬間的に音速効果を加味して脳内に35回響かせます。すると不思議と大腿部前部に掛かっていた負荷は側面、裏面へとバランスよく負荷が分散されていきます。これ私だけしか使えないスキルですから、模倣しても無理ですよ。(笑)、こんなくだらない内容をレポに掲載していたら、きっと清純派ハイカーからは引かれるだらうなぁ。山仲間には怒られそうだな。まぁ、いいか登山スキルですから。
必殺!登山スキルが功を奏して難なく「白糸滝」に到達です。
ここで坂東英二似の関西弁のハイカーと白糸滝をバックに写真を撮り合います。「ほんまにもう~、ピッチャーやっちゅうねん!」と訳のわからないセリフを想像してしまいました。(汗)
坂東英二似のハイカーと少々会話をしていきます。なんと!クライミング専門で先程オベリスクトップに登頂してきたとのこと。昨日は青木鉱泉発~中道経由で小屋泊してきたそうです。TBSの撮影でカメラマンも入山していたと申しておりました。
続いて五色の滝に向かいます。この間、女性単独ハイカーとデッドヒートを繰り返します。
樹間より富士を視界に捉えて登り込み続けます。すると見覚えのある場所の前に出ます。前回両脚痙攣ダブルブッキングアクシデントにより、30分以上ここで座り込んでいました。本気で撤退を考え込んでいたのを思い出します。
本日はかなりブッキングを警戒し丁寧な登りを心掛けてきました。トラウマと言いますか、あれは虐待行為でしたね。要は身体が忘れていないんです。鳳凰三山に入山するまで結構な緊張感がありました。
登り込んでから五色滝に到達です。
「五色滝」観爆ポイントまで約90秒です。
圧巻!鳳凰三山滝巡りの中で一番迫力のある滝です。
五色滝より再び28日周期の攻防戦作戦に出て、単独女性ハイカーを振り切ります。
富士山の絶景ポイントを通過
やがて勾配が緩和されてフラットな道を歩いていくと突然視界が開けます。
地蔵岳、オベリスクです。
いたずらに脚部が刺激される鳳凰三山最核心部の「勝手にムーンウォーク地帯」
ペイントの方向に従い登っていくと、まずは小屋のトイレが見えてきました。
鳳凰小屋に到達です。
テン場を撮影し、ベンチで小休止を取ろうと座り込もうとしたその瞬間でした。御夫婦ハイカーの御婦人の方から「HP造られてませんか?」「流離のリーマンハイカーさん?」と声を掛けられめっさ、ストロングサプライズを受けます。登山中に初めて正体がバレました。っていうか、そんな有名人になってきたのか。でも少しポイント外しましたね。「お前ぃがおーまぃか?」がキーワードでした。(笑)
早速、色々とお話をさせていただきました。東京都板橋区からお越しの立派な紳士&美貌満載の御夫人は前日になんと!私の鳳凰三山レポで学習してきたとのこと。その張本人が目の前に現れればそりゃ~驚きますわな。脚部痙攣ダブルブッキングアクシデントは当然ながら御存知でした。(汗)私の居住ポイントや同行者の事なども学習されておりました。
更になんと!「ゆうやけハイカー」とセットで毎度読み込んで頂いているとのことを聞いて、定期且つ継続的五つ星読者として大変嬉しく思いました。折角なので狭間に入れて頂き、記念のスリーショットです。
序にお二人のツーショットも掲載します。(画像は掲載許可済です)ドデカく掲載して申し訳ございません。
直近では磐梯山、甲斐駒を登られていた健脚な御夫婦です。その後、地蔵岳~観音岳間まではお会いしていましたが、無事に下山されていますでしょうか。
もしプロフ欄記載のアドレスにメールを頂ければ、オリジナル(圧縮前)画像を送らせて頂きます。今後とも宜しくお願い致します。くだらないレポを読み込ませてしまい申し訳ない気分ですが、これからも適当に頑張らせて頂きます。
一先ず、お先に鳳凰小屋を後にして地蔵岳アタックに向かいます。
間もなく、いたずらに脚部を刺激する鳳凰三山周回ルートの核心部「勝手にムーンウォーク」に差し掛かります。その内、この砂礫地帯が地図上で”勝手にムーンウォーク”と名称が付されていたら、名付け親のゆうやけさんも喜ぶことでしょう。
核心部では悲鳴を上げるハイカーが続出中でした。すると、なぜか突然脳内部でマイケルジャクソンのスリラーが流れ始めます。止めてくれ・・・こんな深刻な時に。ムーンウォーク本気でやりたくなってしまいそうです。
脳内部に流れる「スリラー」を無理矢理掻き消して、太陽にほえろ!の犯人を追いかけるテーマ曲に切り替えます。そして前を歩くハイカーを失礼ながら犯人に置き換えます。ガキの頃は街中走ると良く頭の中で流れていました。テーマ曲が効果発現し、LOWAの黄金の靴で砂礫地帯を踵落とし式キックステップで一気に上昇していけます。
逆噴射的キックステップで急上昇したら、オベリスクが一気に近づいてきました。
オベリスク目掛けてアタック体制に入ります。
振り向いて鳳凰三山最高峰「観音岳」
オベリスクトップにスペシャリストなハイカーが占拠しています。
オベリスクを巻きながらまずは「地蔵岳」登頂
甲斐駒と仙丈ヶ岳をバックに記念撮影、何もない状況で地蔵岳登頂できたことに安堵感が広がります。
南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」
常に豪快な「甲斐駒ヶ岳」
下からオベリスクを見上げるとまだスペシャリストなハイカーが占拠中です。おーまいよ、登って来いよの挑発的行為にも感じられます。
そして挑発に乗りオベリスクに果敢に挑んでいきます。途中でザックをデポして岩場を掻きわけながら一気に上昇していきます。
甲斐駒を視界に捉え、一気にオベリスク登頂かぁ!・・・・その瞬間、脳内で緊急登山速報が流れます。”低山登山家のおーまい・なるお氏【(注)登山で糧を得ているわけではありません】がオベリスク登頂中に岩場で滑って転落死!”
本年は腰痛、右足首、右膝等最近怪我の多い私は、超保守的ハイカーになっていましたので、北岳のトップだけ確認して下りてしまいました。駆け出し時代に妙義山の鷹返しピストンを勢いでやっていましたが、今じゃ怖くて出来ませんね。それだけ保守的ハイカーになっています。
振り返ってオベリスクトップにズームを掛けると女性ハイカーが挑んでいます。あの場所にロープなんてあったんだ。じゃあ、行けたかな。でも保守的ハイカーなんで今回は止めておきます。
少し休みながら周辺を探索してみます。山頂標識はオベリスクから離れた場所に設置されています。小地蔵の集団も見物していきます。
小休止後は迫力ある甲斐駒を振り返って、鳳凰三山最高峰の観音岳アタックに向かいます。
登りながらオベリスクを振り返ります。オベリスク直下から下りてくる時に、擦れ違い様会話したオレンジ色の男性ハイカーもチャレンジの様子です。
縦走方向に進んでいくと、今度は見事な白峰三山の光景が視界に入ります。
今年初登頂しデスゾーンを体験した国内第二高峰「北岳」
未体験ゾーンの「間ノ岳」
オレンジハイカーもオベリスクピークハントです。あのオレンジ色の憎い奴!・・・と昔何かのCMで聞いた覚えがありますが、このハイカーは憎くも何ともないですよ。最後までオベリスクに立ち向かわなかった自分が憎いです。
稜線上から白峰三山を眺望しながら観音岳を目指します。
岩場を下っていると、白峰三山に濃いガスが覆いかぶさるように著しく流れてきます。今にも北岳下ろしが始まりそうなガスの勢いです。
北岳(左)、間ノ岳(右)
岩場のアップダウンを繰り返し、山頂でもお会いしていましたが板橋区からお越しの御夫婦と再会です。その後の観音岳への登りは厳しく、コース中では第二の核心部となります。
観音岳との距離を徐々に詰めていきます。
鳳凰小屋分岐点まではTシャツ1枚でいましたが、流石に北岳下ろしの煽りを受けて寒くなってきました。風防止用のウェアを着込みます。
岩場で再び高度を稼ぎアタック体制に入ります。
薬師岳はガスに巻かれ始めています。いよいよ、観音岳を正面に捉えます。
山頂直下は凍結している箇所もありますが、深刻な状況ではありません。
鳳凰三山最高峰「観音岳」登頂成功です。地蔵岳の視界は利いています。
下界の景色と歩いて来た稜線
寒くなってきたので小休止してから、薬師岳に向かいます。既に白峰三山の姿はガスで視界から消えています。
観音岳~薬師岳間はアップダウンも僅少で、体力的に温存できる箇所なので安心歩きができます。
薬師岳登頂成功です。観音岳を振り返ってみますがガスに巻かれています。更に寒くなってきたので必殺!フリースをウエアリングして3枚体制になります。山仲間?下界仲間?の和製ステイサムなら8枚必須だな。
折角なので山頂にいたハイカーと写真を撮り合います。暫し休息を入れてから青木鉱泉に至る中道経由で下山します。
花崗岩の砂礫地帯から中道への樹林帯に入ります。中道を登り込んでくる数組のハイカーがいましたが皆さん小屋泊だそうです。明日の天候はいかがなものだらうか。
とにかく膝が破壊されるような急斜面を御座石まで下っていきます。途中、山小屋の御主人で有名人らしい方(ライチョウの専門家?)にお会いし、ずっと急だから気を付けてとアドバイスされます。その後御主人はスペースマウンテンの如く、一気に急坂を下降していきます。まるで彗星のようなスピードでした。
御座石の道標から先も急坂は続きます。一気に標高を下げて酸欠状態から解放されていきます。
やがてステージは笹原地帯へと変化していきます。展望の無い樹林帯下りは非常にロングに感じます。
オベリスクを樹間に捉え、カラマツの紅葉を暫し楽しみます。
暫し森林浴を兼ねながらペースダウンして歩いていきます。
青木鉱泉に向けて超ロングな九十九折り急斜面を延々と下り続けます。最終的下りの核心部と言っていいでしょう。
廃屋が見えてきたら青木鉱泉まで残り林道歩き40分です。
林道歩きは紅葉ポイント満載でした。
中道の急坂が堪えたのか紅葉地帯でクールダウンです。
今回も青木鉱泉へのショートカットは増水の為、青木橋廻りで戻ります。
稜線を見上げながら駐車場に帰着です。
私が置いた下の駐車場は朝方貸切でしたが、15台ぐらいに増えていました。が続々とハイカーが戻ってきたので単なる紅葉観賞だったかな。アイフォンアプリで本日の青木鉱泉周回コースの軌跡を回想していきます。脚部への打撃は軽微に感じましたが、実際翌日以降に筋肉痛が生じてきました。
青木鉱泉より約20キロポイントに白山温泉があります。泉質の良い温泉でゆっくり温まりながら身体を思う存分癒していきます。休憩室で寛ぎ、気が付いた時は貸切でした。
蕎麦かうどんが喰いたいと思い探していたら、なんと!白山温泉のすぐ隣に蕎麦屋がありました。天婦羅うどんを注文したら結構な量で味もGooなお店でした。次の日と翌々日と休日であったのでゆっくりと帰宅しました。
最後まで御拝読、大変お疲れ様でした。
■天候:晴れ時々曇り(地蔵岳:快晴無風、観音岳・薬師岳:ガスり)
■出会った人:35人ぐらい
■タイム:5:58~16:02【10時間04分、休憩等含】
■形態:単独行
■水分:2.5L(ペットボトル500ml:5本)
■山域:南アルプス
■深Q百名山:第22座目で登頂済【通算2回目】
■出発地点より駐車場までの片道距離:174Km
■登頂日:2013年11月2日(土)
■その他:
★前回脚部痙攣で苦しんで、トラウマとなってメンタル面に潜んでいた鳳凰三山周回コースを何事もなく歩き通せたことにより、ほぼ完全にトラウマを払拭できた山行となりました。前回苦しんだ状態で12時間30分の行程だったので、アクシデント無で考慮した場合、10時間~10時間半の行程で完結すると予想してみましたので、日没が短くなった11月でも十分完結できると判断しました。
★鳳凰三山の適した時期は夏場(7~9月)だと思いますが、初回は7月の三連休に行った為、登山道は大変混み合っていました。今回は11月の三連休でしたが、ほとんど登山道で人にバッティングすることはありませんでした。そう考えると鳳凰三山は降雪時期も遅く10月後半~11月初旬が狙い目ってことでしょうか。
★前回の甲武信岳を絡めたコースで比較すると、西沢渓谷発の甲武信岳~破風山~雁坂峠~西沢渓谷の周回コースと体力面、累積高低差がほぼ互角な感じに思えました。さて、今回の鳳凰三山周回コースですが、恒例の年末の拷問登山ランキングから圏外にさせることができたであらうか。年末をお楽しみに!
★本年度の高山のアルプス系登頂はこれで終了ですが、来年は今年行けなかったアルプス攻めを既に計画しております。剱岳・立山連峰を筆頭に白馬岳、五竜岳、穂高連峰を視野に冬場は再び身体造りに励んで行こうと思います。その前に資金溜めなきゃダメですね。(汗)