2011年の山行を振り返って
2011年のリーマンハイカーの修行を振り返ります。
甲武信・甲斐駒・谷川岳・日光白根・四阿山・丹沢・大菩薩嶺・苗場山・赤城山・八ヶ岳・・・・メジャーな山々を登頂できる機会にも恵まれました。
そこで、体調、気候条件等の変化も加味して、拷問的に厳しかった登山ランキングを、自分なりに勝手に選別してみることにしました。
題して「2011年度拷問登山ベスト10」を勝手に発表です!
ランキング確認前に、下記一発押していただけるとリーマンハイカーのランキングもアップ致しますので、宜しく御願申し上げます。
第1位 甲斐駒ケ岳(黒戸尾根) 2011/8/28-8/29 南アルプスの名峰に挑戦!
山頂手前にて、両脚大腿四等筋に痙攣が発生、脚部が粉砕されるかと思わされるくらい過酷な山行を体験する。山頂はガスリ、南アルプスの山々を確認できず。下山時、ダバダバの雨に打たれ、山小屋泊を余儀なくされる。
第2位 八ヶ岳(赤岳) 2011/7/15 日本百名山登頂シリーズ
登りルートを八ヶ岳で最も過酷な真教寺尾根を利用し、下山時は県界尾根を利用する。八ヶ岳の大将、赤岳山頂手前にて膝上、大腿四等筋が痙攣、膝を抱えながら山頂を踏み込む。登頂後、暫くまともに立てず、赤岳山頂小屋泊を検討するが何とか気合いで下山する。脚が引きちぎられるくらいの体験をした。
第3位 筑波山 2011/6/24 日本百名山を気楽に歩こうシリーズ
サブタイトルとは相反して、灼熱の暑さの低山は、高山以上に過酷な環境となる場合がある。35度以上の猛暑日に低山に突入していくと、山も殺戮兵器へと変貌することを体験する。途中記憶障害、ラッセル歩きのような歩き方に変わり、遭難の危機を自覚する。下山時、韓国系の観光客に捕まる。
奥秩父の秘境地帯をマイナーコースでロングな歩きをする。高低差、距離ともに健脚向きである。ランキング上位にきたのは、人生初のデンジャラスな国道トンネル歩きを強いられたことによる。
第5位 甲武信ヶ岳 2011/5/19 超攻略的日帰り単独ピストンシリーズ
西沢渓谷からスタートの徳ちゃん新道を利用する。超が付くくらい過酷で急な坂道のロングピストンを体験。道中現れる石楠花トンネルは、非常にウザいトンネルであった。山頂は、各百名山を眺望できる素晴らしい景色が得られる。
第6位 丹沢山 2011/12/10-11 日本百名山縦走シリーズ
通称「バカ尾根」と呼ばれている大倉尾根より登り、標高差1,000mを一気に塔ノ岳まで稼ぐ。蛭ヶ岳山頂目前で左大腿四等筋が攣る。蛭ヶ岳山頂までの往復24キロ歩きが脚部に甚大なダメージを与え、下山残り数キロ地点より足裏に痛みが生じる。塔ノ岳~丹沢~蛭ヶ岳間は雪道、しかしながら、富士山、南アルプスの眺望に圧巻させられる。
第7位 雲取山(鴨沢コース) 2011/5/10 攻略的日帰り単独ピストンシリーズ
鴨沢ルートよりも、2010年度に体験した三峰ルートの方が断然きつい。しかし、鴨沢ルートも往復21キロの超ロングピストンコース。3度目の登頂となった雲取山頂からは、富士山は拝めず相性の悪い山と感じる。下山時、ゴール手前2キロぐらいから膝上部が攣り始める。癒し温泉「のめこい湯」では、駐車場から歩くので、必死に脚を引きづりながら温泉まで辿り着いた。
第8位 妙義山(白雲山上級コース) 2011/5/31 超戦術的奇岩鎖場登攀シリーズ
妙義山上級コースは、距離は決してロングコースではないが、奇岩を突破していくルートである。常に高度感とスリルを味わいながらの命がけの登攀となる。大の字では、眺めていると不思議とキジウチを討たされる羽目に合う。白雲山コースの中で、特に奥の院脇にある鎖場30mの岩場が滑るので、スタンスが取りづらく身の危険を感じた。鷹返しを含む金洞山コースより、僅かに難易度が高いコースと感じた。
第9位 苗場山 2011/10/16 日本百名山登頂シリーズ
苗場山の山頂湿原は、楽園と言っていいくらい最高の癒し山頂であった。しかし、登頂までの道程は、沢登チックな登山道があり、脚部にダメージを与える岩場超えの試練が待っていた。登頂・下山時にて雨に打たれる歩きとなり、精神的苦痛を味わい、肉体的スタミナが奪われた山行となる。
第10位 谷川岳(西黒尾根) 2011/9/7 魔の山に挑む!
車中泊して、西黒尾根から魔の山に挑んだ山行。一ノ倉岳、茂倉岳もセットに珍しく一点の曇りもない好天候の中で、気持ちよく歩けた山。下山ルートで使用した天神尾根が思った以上にロングに感じた。道中出くわした谷川岳名物おやじの登頂回数に圧巻され、自分がまだまだひよっ子ハイカーだと思い知らされる。
以上、2011年度山行において、最も厳しかった拷問登山ランキングでした。
自分が思うに、日本三大急登の甲斐駒(黒戸尾根)、谷川岳(西黒尾根)をクリアしてから、急激に登り込みに対する体力が向上した気がします。以前ならトレーニングコースで利用している伊豆ヶ岳の急登コース、他急坂コースで必ず息切れをしていましたが、それが不思議と無くなりました。
2012年度も怪我の無いように過激に過酷に、より拷問的に山々を攻めまくっていきたいと思います。
最後まで閲覧有難うございました。