甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)

甲斐駒ケ岳【黒戸尾根ピストン日帰り!】 2013/7/6 究極の弾丸登山シリーズ~中上級編~

甲斐駒ケ岳2,967m【黒戸尾根ピストン日帰り】 単純高低差2,197m

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南アルプスの名峰「甲斐駒ケ岳」は、今回で2回目の登頂になります。前回は2年前の駆け出しハイカー時代に挑戦して、下山時ダバダバの雨に打たれ七丈小屋にエスケープ(当時の宿泊者4名)しての登頂となりました。

そこで、本年の登山計画候補のプライオリティーは低かったのですが、日帰りピストンに変更してリベンジしてみることにしました。当初の計画では、黒戸尾根を越え甲斐駒ケ岳を経由して、仙丈ヶ岳までの1泊2日のピストン山行を考えておりました。しかしながら、愛車トヨタノアのナビゲーションタッチパネルが故障して修理見積依頼したところ、なんと!3万円の予定外の出費が発生します。

従って、コストの掛からない日帰りピストンシリーズに余儀なく変更です。更に当日は前日の仕事から帰って来て仮眠2時間、単純に言えば、仕事帰りに黒戸尾根ピストンに行っちゃった的なノリの究極の弾丸登山シリーズになってしまいました。

現地までは軽自動車のムーヴカスタムで片道170キロの道程を運転し、既に疲弊状態のバッドコンディションでした。唯一、天気予報の晴れ間を期待して訪問に来てしまったのですが・・・・・道中ガスリ、山頂付近は突風吹き荒れる強烈な寒さ、下山時の大雨など裏切られた天気予報に、ふざんけんな!的な気分で登山行程を半死状態でクリアしていきます。さて、単純高低差約2,200m日本三大急登の行程内容は如何に・・・。

レポ作成の原動力になりますので、下記1発ランクアップのため、宜しくお願いします。

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【ルート】:竹宇駒ケ岳神社市営駐車場(4:02)⇒笹ノ平(5:48)⇒(八丁登り)⇒刃渡り(7:04)⇒刀利天狗(7:24-7:29)⇒五合目(8:01-8:07)⇒七丈小屋(8:51-8:58)⇒八合目御来迎場(9:57)⇒九合目三本剣(10:24-10:30)⇒甲斐駒ケ岳山頂(11:05-11:22)⇒三本剣(11:50)⇒八合目(12:13)⇒七丈小屋(12:48-13:03)⇒五合目(13:42)⇒刀利天狗(14:14)⇒刃渡り(14:28-14:35)⇒笹ノ平(15:30)⇒竹宇駒ケ岳神社市営駐車場(16:58)【ピストン】

※歩行距離:21.8㎞ 行程タイム:12h56m(休憩含)


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仕事から帰宅後、仮眠を約2時間してからAM1時前に自宅を出発します。圏央自動車道鶴ヶ島IC乗車~中央自動車道韮崎ICで下車して、道の駅白州に立ち寄ります。その後、竹宇駒ケ岳神社市営駐車場に到着すると、なんと!大型バスを筆頭に100台ぐらい停められるスペースの半分ぐらいは埋まっていました。黒戸尾根人気の証でしょうか。準備を整え4時2分黒戸尾根の弾丸登山を開始します。


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夏至の頃より日が短くなったのか、それとも単に曇り空で暗いだけなのか、ヘッデン装着で歩いていきます。まずは竹宇駒ケ岳神社で弾丸登山の安全祈願をしていきます。


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序に奥にある石碑と魔利支天社も見物していきます。


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定員5名の吊り橋を渡り登山口に向かいます。ツキノワグマ情報の張り紙をヘッデンで照らしますが、周囲は複数ハイカーの気配がありますので、熊鈴は敢えて付けません。


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本日は馬蹄形縦走時より、1L水分を減らしてスポーツドリンク、ウーロン、ビタミンウォーター、アセロラ、グレープジュースetc各種ドリンクをランダムに詰め込んで、トータル5L(10本)飲み放題状態にしてザックに積載しています。尾白川渓谷分岐を黒戸尾根方向に登り込んでいきます。


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しかしながら、非常に蒸し風呂状態の樹林帯では体調が優れず、クレイジーな登り込みに苦しめられていきます。ペースダウンをさせて調整させながら登り込んでいると、トレランや黒戸尾根スペリャリストハイカーたち15人ぐらいに呆気なく抜かれていきます。


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やっとの思いで笹の平に到達です。予想以上のCTオーバーに狼狽し、山頂まで辿り着けるか不安を抱えていきます。明らかに谷川馬蹄形縦走時よりも体調が悪過ぎる・・・。何とか踏ん張りを効かせて少しだけペースをアップさせて再起動していきます。


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やがて石碑や石仏が現れ、信仰の山としての雰囲気が感じられます。


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殺人的な登り込みの「八丁登り」に差し掛かっていきます。ペースダウンしてきた先発ハイカーや後続のハイカーが前後交差しながら登り込みに耐えていきます。このまま山頂まで終始10人前後のハイカーとは、同じペースで登っていた感じでした。


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殺人的な登り込みが一段落すると、フラットな登山道が現れ一安心です。この辺りで何度か交差してしていた女性単独ハイカーと話し込みます。このハイカーのちにヤマレコハイカーと判明します。見た目ハードな登山をするようなハイカーに全く見えませんが、黒戸尾根をピストンしてしまう非常にタフなハイカーでした。(驚)


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ここまで弾丸的に一気に高度を稼いできたので、身体はいつも以上に疲弊しまくっています。登り左手方向に鳳凰三山の姿を捉えます。オベリスクもしっかり激写です。


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富士の山体らしき姿も捉えますが、完全にガスに覆われています。


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黒戸尾根の名物「刃渡り」を通過していきます。片側は完全に切れ落ちており、落ちたら蟻地獄状態に嵌ります。


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刃渡りでは展望が開けており、南の方向や下界の天候を確認してみます。


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明確な鳳凰三山を視界に入れていきます。昨年、やはり同じく体調悪い時に縦走で苦しめられたことが懐かしく感じられます。勝手にムーンウォークの砂礫地帯に苦しめられた「地蔵岳」、おならが止まらなかった「観音岳」、頭痛が激しくなった「薬師岳」・・・等々。あまりいい思い出はないですね。(笑)


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刃渡りを抜けていくと、階段や梯子など渋めのアスレチック地帯に突入していきます。


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刀利天狗で小休止後、黒戸山を巻きながら進んで行きます。


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コース中、唯一の下りを経て五合目に到達です。


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まだ稼いだ高度は半分ぐらいです。まだまだ高い位置にある甲斐駒ケ岳山頂はガスっていますね。


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再び祠や石仏石碑を見物しながら、ロングな梯子を登っていきます。


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アスレチック地帯でイワカガミ発見!


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クラッシックなイメージのある少し高度感のある橋を渡ります。


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再び鎖・梯子のアスレチックに入ります。いよいよ核心部の垂直梯子を登っていきます。


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再びハイカーが増加してきた急坂で、背後より七丈小屋の管理人が荷上げで一気に登り込んでいきます。なぜわかるのかって?前回七丈小屋にエスケープしたから顔は覚えていますよ。仕事は丁寧ですが、ちょっと別の意味で難ありと感じます。


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そして七丈小屋に到達です。黒戸尾根を登り込む猛者達が休息しています。ヘバッタ私も小休止を取らせていただきます。


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七丈小屋の内側には宿泊者専用のトイレがありますが、一般登山者には50m先のトイレ(有料)があります。※注意点:決して泥除けを汚さないように使用してください。勿論トイレも綺麗に使用してください。


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第二小屋の裏手が登山道になっています。この新しく架けられた梯子は先月6月22日に設置されたと他のハイカーのレポで知りました。なんと!何の告知もなく黒戸尾根を登り込んできたハイカー全てが、この梯子前で門前払いを喰らったとか・・・。管理人がいる御蔭で登山道も整備されているのは理解できますが・・・ハイカーに対する対応がちょっと残念です。


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テン場より鳳凰三山、下界方面を眺めていきます。


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前後に連なっていたハイカーたちも密集しながら登り込んでいきます。やがてハイマツの地帯まで高度を稼いでいきます。


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イワカガミの群生地を通過し、甲斐駒山頂部を視界に捉えます。


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過酷な登り込みを続けていくと、石鳥居が崩壊された八合目に到達です。登り込んできた方向を振り向いて下界の景色を確認します。


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そして山頂に向けて更に高度を稼いでいきます。すると、シンボルの三本剣の岩をズームで捉えます。あまりに疲弊しているので、前回のような抜きたい気持ちは全く出てきませんでした。


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いよいよ岩場のアトラクション地帯に突入です。


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鎖のプレートには結婚記念として、上原御夫妻、南・北アルプス全山縦走記念と刻み込まれています。プレートの付いた鎖を御約束的にガッシリ掴みます。ホールド・スタンス問題ないです。


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ハクサンイチゲを観賞しながら、三本剣にアプローチ。


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核心部の急な岩場を上半身も使いながら上昇していきます。落石発生したらお陀仏です。


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九合目に到達。背後より登ってきたハイカーと少々会話をしていきます。今の岩場で相当な体力を消耗しきってヘトヘト状態なので柔らかく話込みます。下山してくるハイカーからも山頂はガスガスと聞いていたので、ピークハントのみを目標に気力を振り絞ります。


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ここで弾丸登山で高度順応できてない身体に必殺アイテム!酸素プラスのミネラルウォーターを取り込みます。効果は僅かですが・・・。どうも高山に弱い体質みたいだ。2,800m超えてくると身体の動きが鈍くなっていきます。


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標高を三本剣の位置まで稼いで、しっかりと脳裏に焼き付けていきます。


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険しい岩場の合い間に、結構なイワカガミが群生しています。


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再び急斜面で高度を稼ぎます。岩場の隙間に変わった石仏があります。勝手にパワー石仏と名付けてパワーを貰いますが・・・駄目だ、身体が疲れ切っている。


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グングン高度を稼いでから、砕けた花崗岩のザレ場で岩場のピークを巻いていきます。


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岩場のコンディションは湿っているので、慎重に登り込んでいきます。ガスの切れ間で一瞬、甲斐駒ピークを視界に捉えます。


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瀕死の状態で山頂手前にある駒ケ嶽神社本社に到達です。


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石仏や石碑、剣などを見物しながら一息ついていきます。


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いよいよ登頂のファイナルイベント甲斐駒ヶ岳ピークにアタックを仕掛けにいきます。山頂まで5分の表示を確認します。ここで突風が吹いて帽子が飛ばされるアクシンデントが発生!しかし、速やかに回収して難を逃れます。あまりの強風で焦りました。


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強風の中、一気に山頂にアタックです。山頂には北沢峠から登頂してきたハイカーたちも合流です。


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甲斐駒のシンボル立派な石祠


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山頂標識と一等三角点


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山頂はガスガスの突風が吹いているので、ハイカーたちは岩場に身を隠して食事をしています。私も山頂でおにぎり1個食します。今回も燃費のいい私の身体の炭水化物摂取量は、おにぎり1個、ゼリー2本、他水分(5L積載)でした。


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小休止がてら周囲を歩き廻ります。天候良くても鋸岳は厳しいな。


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一先ず登頂の達成感を得て、あとは日帰りピストンを消化するのみです。


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花崗岩のザレ・岩場を滑らないように慎重に下ります。


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三本剣より標高を下げていくと視界が利き始めます。


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急な岩場では登ってくるハイカーと交差しますので、小休止を入れながら下ります。しかし黒戸尾根の人気がこれ程とは思いませんでした。前回は確か日曜日だったと思いますが、出合ったハイカーは20人程度でした。本日は既に60~70人ぐらいと会っています。


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八合目では剣を拝借して振りかざします。拝借後はしっかりと元の定位置に戻しておきました。


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下界はしっかり晴れています。何度見ても甲斐駒のイワカガミに力強さを感じます。


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樹林帯を下り、七丈小屋のテン場を通過していくと、テン泊のハイカーが幕営していました。


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テン場からは鳳凰三山が伺えます。オベリスクが力強く天を突きさしています。


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七丈小屋に到達しベンチで小休止していきます。


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小休止後、鎖場・梯子地帯のアスレチックに入ります。


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馴染みの垂直梯子、ロング梯子をクリアしていきます。


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五合目から黒戸山の巻き道


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刀利天狗から梯子


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刃渡り上部から甲斐駒と同じく、花崗岩の砂礫を有する日向山が見えます。


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本日最後の鳳凰三山、オベリスク


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これから戻る下界、この時点では天気は持つと確信しておりましたが・・・。


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刃渡り、片側は完全に切れ落ちています。サポートの鎖もあるので慎重に歩けば問題ない箇所です。


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心臓破りの八丁登りを下っていきます。膝が痛みそうだったのでシングルステッキを活用していきます。しかし、その後ポツポツと雨が・・・。


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一気に大雨へと変わります。急遽、ザックカバー、レインウェアを装着します。樹林帯での雨なので稜線上よりは避けられますが、粘土質の土が滑りまくり、足元をすくわれニ発ケツを殴打された上に汚されます。ふざけんな!的に勝手に怒りながら、笹の平までのエンドレスな下りにメンタルを完全にやられていきます。


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笹の平あたりから雨がやみ、レインウェアをザックに収納します。その後、気が遠くなるくらい相当長い下りを経て、吊り橋に到達してホッとさせられます。


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駒ケ岳神社の水場で顔を洗ってスッキリさせ、尾白荘の前を通ります。


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駐車場に帰着した時、甲斐駒黒戸尾根日帰りピストン成功の絶大な達成感を脳天から足のつま先まで感じとります。駐車場では遅れて諏訪からお越しの単独女性ヤマレコハイカーが現れたので、日帰りピストン成功を互いに讃え合います。その後、極度に疲弊した身体を癒すため、駐車場から1.5キロ離れた尾白の湯に向かいます。


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特にロング山行の場合、下山後すぐ近くに癒し温泉があると有り難いものですね。白州・尾白の森名水公園べるが内にある「尾白の湯 」は非常に快適で、気持ち良く身体を癒すことができました。


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以前立ち寄った「むかわの湯」より個人的にはお勧めです。さて天ぷらうどんを美味しく頂いて、運転に注意してゆっくり帰ると致しますか。お疲れさまでした。


■天候:曇り、山頂ガスガス、最後は雨  

■出会った人:90人ぐらい 

■タイム:4:02~16:58【12時間56分、休憩含】 

■形態:単独行 

■水分:5.0L(ペットボトル500ml:10本、消費量約4.0L) 

■山域:南アルプス 

■深Q百名山:第13座目で登頂済(今回で2回目) 

■出発地点より駐車場までの片道距離:172Km 

■その他:  

★谷川連峰馬蹄形縦走から間1週間をおいてのチャレンジとなりましたが、できれば身体の為にはもう1週間休みを置けばよかったと思います。難易度、体力的レベルは谷川馬蹄形の方に軍配があがりますが、私の身体のコンディション的には黒戸尾根ピストンの方が厳しく感じました。年度末の拷問ランキングでどうランク付けさせるか、後々精査していこうと考えます。

★甲斐駒とは相性が悪いのか、それとも元々晴天率が悪いのか、山頂からの大展望をまたまた拝む機会に恵まれませんでした。次回は是非完全な晴天の時にでも・・・しかし、今回も直前までの天気予報では晴れマークがあり、当日になって雨マークが付されておりました。これでは事後予報です。最近の天気予報全く当てにできません。当たるのは蒸し暑い埼玉の下界の天気だけ。 

★日本三大急登「甲斐駒ケ岳」黒戸尾根日帰りピストン、大変過酷であり、体力忍耐力・強靭な精神力が必要であり、クリアした後の達成感は凄まじいくらい絶大です。これからチャレンジされるハイカーは、必ず有森裕子モードを味わえることでしょう。 

★とにかく早朝に抜かされたハイカーたちのレベルが谷川連峰馬蹄形同様、ハイレベルのハイカーだらけで驚きました。トレランもそれなりに多くいました。人気の高さをしっかり認識させられた変化のあるルートに納得です。しかし、下山の樹林帯の長さは半端ないくらいエンドレスです。個人的には暫くは黒戸尾根を訪れることはないでしょう。

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甲斐駒ケ岳(黒戸尾根) 2011/8/28-8/29 南アルプスの名峰に挑戦!

甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)黒戸尾根コース 2,967m 単純高低差2,197m

 

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「南アルプスの貴公子」と呼ばれている甲斐駒ケ岳の登頂を累積高低差2,300mを超える超ハードコースで攻略して参りました。 

 

甲斐駒ケ岳登頂については、過去山行の中でも最も過酷で最も最強の完全M気質の黒戸尾根コースで攻略することにこだわりを抱いておりました。北沢峠のルートもありますが、個人的な達成感を味わうには黒戸尾根で山頂アタックを決めることに意義あり!と自分自身への目標達成感の照準を表参道に絞り込んでおりました。

 

数日前から天候が優れずチャンスを狙っていましたが、台風の発生など今月の山行に間に合わないと思い、急遽、多少荒れた天候も覚悟の上での決行となりました。

 

深田氏の著書では、「もし日本の十名山を選べと言われたとしても、私はこの山を落とさないだらう。」と日本アルプスで一番綺麗な頂上として絶賛しています。また、黒戸尾根(表参道)を日本アルプスでは一番つらい登りとしても紹介しております。

 

私的には日本百名山第13座目の登頂となりました。

 

 

 

 

 

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(ルート):竹宇駒ケ岳神社市営駐車場(標高770m)⇒尾白川渓谷周遊路分岐⇒笹ノ平⇒刃渡り⇒刀利天狗(標高2,049m)⇒五合目⇒七丈小屋(標高2,380m)⇒八合目⇒甲斐駒ケ岳山頂(標高2,967m)⇒七丈小屋(素泊まり)⇒八合目手前(撤退)⇒七丈小屋⇒五合目⇒竹宇駒ケ岳神社市営駐車場(小屋泊ピストン)


 

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前日の22時30分自宅を出発⇒川越市内通過⇒圏央道入間IC⇒中央道勝沼IC⇒国道20号⇒道の駅はくしゅう1時30分到着(所要時間約3時間)

 

道の駅到着時は雨が降っておりました。その後、車中泊してAM5時30分目が覚めます。


 

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道の駅はくしゅうには、24時間利用可能なトイレがありました。そして約4K先にある竹宇駒ケ岳神社市営駐車場に移動します。雨は止んでおりましたが山頂方面はガスが濃いです。


 

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竹宇駒ケ岳神社市営駐車場(約100台)に到着です。こちらの駐車場にもトイレが完備されておりました。


 

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駐車場には案内図と皇太子甲斐駒ケ岳登頂記念碑があります。平成5年7月18日に黒戸尾根を登頂され七丈小屋を利用されたようです。


 

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まずは尾白川渓谷方面に向けて6時30分登山開始です!

 

駐車場には既に準備をして先行していった60代の地元ハイカー2人(後に小屋泊で御一緒する)と単独のスーパー山岳スペシャリストハイカー(後日ネット上でかなりの猛者と知る)がおりました。歩いていくと日向山との分岐点がありました。


 

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尾白荘前にも立派な皇太子登頂記念碑が立てられています。皇太子も黒戸尾根コースから登頂されていたなんて、かなりマニアックな方ですね。

 

竹宇駒ケ岳神社手前にもトイレが設置されていました。


 

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竹宇駒ケ岳神社の先に登山口があります。社殿で登山安全祈願をしていきます。


 

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尾白川にかかる定員5名の吊橋を渡ります。


 

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吊橋を渡るといよいよ登山口に入ります。まずはジグザグに登っていきます。


 

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暫く進むと尾白川渓谷分岐に出ます。甲斐駒黒戸尾根登山道を登り込んでいきます。


 

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十二曲りの急坂を汗をたっぷり吹き出しながら、ゆっくり着実に高度を稼ぎにいきます。


 

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日本三大急登と言われているだけあってなのか、初っ端から尋常ではないとてつもなくクレイジーな樹林帯の登りが連続します。


 

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祠が目に付くようになってきました。修験道として利用されていた表参道の黒戸尾根コースには、沢山の石碑や祠が設置されています。

 

60代地元ハイカー2人組に追い付きました。本日は直接小屋泊して明日山頂をアタックするのでゆっくり登頂していくとのことでした。


 

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約1時間半かかり”笹ノ平”に到達です。ここは横手駒ケ岳神社コースとの合流点にもなっています。先を進んでいくと、苔むした岩にガッツリ石碑が埋め込まれていました。


 

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視界の利かないうんざりする樹林帯の中の歩きは続きます。登り込みばかりではなく緩い登り箇所も結構ありました。駐車場で先行していったスーパー山岳スペシャリストハイカーを追い越します。がしかし、小休止中にすぐに追い越されます。少し会話をすると日帰りピストンとのことでした。


 

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いよいよこの先からハイカー泣かせの”八丁登り”に突入です。藪こぎとまではいきませんが、周囲は笹藪地帯で長い急坂です。動悸息切れが激しくなり3回ぐらい呼吸を整えるため座り込みます。かなり過酷で八ヶ岳の真教寺尾根を上回る最強の登り込みです。下山者数名と擦れ違いますが、挨拶すらできる余裕が無いくらい過酷で強烈でした。


 

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長い八丁登りを消化すると岩場が現れます。両側が深く切れ落ちている”刃渡り”に到達です。ここでスーパー山岳スペシャリストハイカーの後姿を一瞬視界に捉えます。更に男女混合3人組ハイカーが刃渡りを慎重に下山してきました。昨日はテント泊をしてきたとのことで、小屋は空いていてテン場は満杯だったようです。


 

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核心部の”刃渡り”です。両サイド切れ落ちて特に登り方向右サイドが危険です。


 

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転落防止用の鎖が張ってありますが、滑り落ちたら這い上がることは困難でしょう。蟻地獄に嵌り重傷以上は間違いないだらう。


 

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その先の刃渡りでは進行方向左側が深く切れ落ちています。


 

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一旦、樹林帯に入ります。


 

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ここで梯子と鎖の登りになります。梯子はしっかり固定されていました。補助的に山側の鎖を掴みながら登ることも可能です。


 

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もう一段、難所と梯子を乗越えます。


 

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すると”刀利天狗”に到達しました。祠や石碑が建っています。そして、黒戸山方向に進んでいきます。


 

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黒戸山を巻きながら進んでいくと、人間の下半身を形どったような樹木が登山道を塞いておりました。


 

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黒戸山の巻き道は楽チン歩きができます。その後、鞍部まで下っていきます。


 

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鞍部手前にある五合目小屋跡地で長めの休憩をとります。


 

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五合目五丈石には、遭難救助の活動にも参加して、多くの人命を救ってきた山小屋の管理人「古屋義成氏」のレリーフがありました。


 

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休憩後、再度鞍部まで下ります。進行方向山側はガスっていました。


 

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鞍部に下ると祠や石碑、剣があります。多くの修験者が利用していたことが伺えます。


 

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ここから屏風岩の登りとなり長い梯子から始まります。


 

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要所要所に石仏が置かれています。


 

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更に梯子、岩場と断続していきます。


 

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鎖場ではお約束の鎖掴みポーズ、そして岩場越えです。


 

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やがて橋が見えてきました。


 


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進行方向左側にあるトラロープを掴みながらゆっくりと進みます。隙間が見えるのでやや高度感があります。


 

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また梯子を登ります。五合目から七丈小屋まではアスレチックです。


 

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剣が置いてありました。錆び付いた剣を1本拝借して振りかざしてみます。敵対動物は周囲にはいなさそうですね。


 

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いよいよ核心部の垂直梯子に取り掛かります。登り終えて見下ろします。高度感があるので高所恐怖症の方は覚悟が必要かと思われます。


 

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核心部の梯子では、チームはバラバラですがハイカー4人と譲り合いながら交互に登り下りを繰り返します。七丈小屋が近いことも御教示いただきます。最後年配夫婦ハイカーの御婦人が、下りの梯子にビビって夫が慎重に誘導しておりました。


 

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急な岩場、鎖場をかなりヘバッタ状態で乗り越えて行きます。


 

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必死の思いで七丈小屋に到達です。登山開始から5時間が過ぎていました。料金表を確認します。七丈小屋は北杜市の管理山小屋で、事前予約は不要とのことでした。事前の北杜市観光課への問い合わせによると、今まで満杯になったことが無いとのことでした。


 

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トイレを借りるため小屋受付で200円支払います。因みに奥のトイレは宿泊者専用トイレ。本日甲斐駒登頂後、お世話になるかもしれない旨も伝えておきます。


 

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電気は太陽光発電です。30m先に宿泊者以外用のトイレがあります。


 

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トイレ休憩後(実は体調的に不調でした)、七丈第二小屋脇にある梯子から登山道に通じております。


 

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少し登っていくとテン場が2箇所ありました。そしてテン場から急登していきます。山小屋のオヤジから七丈小屋から甲斐駒頂上まで2時間ぐらいかかると言われました。時刻は12時です。午後の山頂は雷が心配になってきます。ヤバくなってきたら撤退も視野に入れて登り込みます。


 

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岩場の急登、梯子と続きます。今まで経験したことの無い超ハードコースにより、いい加減脚が引きちぎれそうなくらい攣り始めてきました。

 

また生水を可能な限り摂取しない主義の私は、ザックに4L近くの水分を担いできたので返って重量によりスタミナが奪われることになりました。肩にも痛みが走ります。


 

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ハイマツ・ダケカンバ地帯を通り、休み休み歩いてやっと八合目に到達です。


 

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八合目の石鳥居は崩壊していました。


 

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山頂方面はガスって山頂の確認ができません。難所の岩場を脚に負担をかけないようにゆっくり登っていきます。


 

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難易度の高くない鎖場ですが、ヘトヘト状態での登攀です。鎖には甲斐駒20回登山記念の安全登山の鉄板が取り付けられていました。


 

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岩場の隙間にある鎖を掴んで登攀していきます。何だか身体に限界を感じている状態でした。 


 

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落石でも発生しそうな急で危険な岩場地帯です。東芝山岳部の方が昭和42年この場所で亡くなったようです。


 

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三本の剣が突き刺さっている岩を廻り込んでいきます。


 

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山頂が微かに見えてきました。この辺りで後に山小屋で一緒になる広島からお越しの男性シングルハイカーと擦れ違い会話を交わします。

 

更に続いて、途中まで見かけていたスーパー山岳スペシャリストハイカーが下山してきました。「山頂まで後20分ぐらいで、あとは普通の道ですよ!」と元気付けられます。日帰りピストンでギリギリ間に合う時間だと申しておりましたが、スペシャリストと言えども相当疲労感を感じられる表情をしていました。

 

後日、この人物をネット上で発見します。ヤマレコの登録者で、カンフースタイルでキックを天に突き上げるようなポーズでセルフタイマーカメラで自己登頂撮影するのが売りのようです。過去山行を拝見すると、今回で日帰り黒戸尾根ピストン3回目らしいです。他物凄いコース、山頂を複数回踏破するなど超兵(つわもの)でした。そんな人物だったとは驚愕です!


 

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それでもかなりシンドイ急な岩場地帯が続きます。最後の気力を振り絞って、一発最大の気合いを自分に入れ込みます。


 

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疲弊した身体にはかなり堪える岩場を三点支持で上昇していくと山頂がかなり近づいて見えてきました。


 

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東峰にある横手駒ケ岳神社奥社に到達。沢山の石碑が建っています。


 

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山頂進行方向左側は北沢峠方面です。合流地点となり山頂まであと5分です。


 

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最後の仕上げ登りをこなして山頂に到達します。

 

時刻は14時前登頂成功です!休息含めて7時間20分かかりました。かなりの疲弊状態です。


 

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標高2,967米記載の山頂標識


 

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甲斐駒ケ岳を象徴する立派な石祠


 

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一等三角点


 

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あれだけガスっていて期待できない展望だったにも拘わらず、奇跡的にも山頂上部だけ晴れ間が開けてきました。


 

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山頂で私を撮影していただいた地元在住の気の優しいアルピニストの方たち。今回の登頂は合コン登山だそうです。このあと六号目小屋で宿泊して明日鋸岳を登頂する予定だそうです。

 

ガスで展望の利かない周囲の山々の説明まで御丁寧にして頂きました。仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・鳳凰三山・八ヶ岳・・・・等。眺望を目的とするならば、梅雨明け時と9月後半~10月の紅葉の時期が狙い目だとのアドバイスまでいただきます。


 

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今回登頂での酸欠防止策として、食べる酸素以外に酸素プラスを必殺アイテムに加えることにしました。酸欠は防げましたが腹の調子を崩しました。


 

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上空のみ晴れており、仙丈ヶ岳・北岳方面はガスの隙間で僅かに見え隠れできる状態でした。


 

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山梨百名山の山頂標識と石祠の裏側


 

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登ってきた方角に八ヶ岳が見えるはずだが全く利きませんね。鳳凰三山も何処にあるのかわかりません。


 

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親切にしていただいた地元合コン・アルピニストの方たちはヘルメットを装着し、鋸岳方面にある六合目小屋に向かう準備をしておりました。 


 

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鋸岳は通過にかなり危険を要する場所なので、経験者でないと行かないほうが良いと忠告されました。アルプス初体験の私はそんな危険な場所寄りつこうとも思いませんでしたが。合コンアルピニストは男性チームが女性チームをリードするような形でうまくフォローされておられました。カップル誕生成立したのでしょうか。


 

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山頂に1時間近くいましたので、そろそろ下山することにしましょう。


 

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まずは駒ケ岳神社奥社のある東峰に戻ります。


 

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下山途中、甲斐駒ケ岳山頂を振り返ります。


 

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駒ケ岳神社奥社の前に立つと先程鮮明に見えていた山頂が一気にガスに巻かれていました。


 

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七丈小屋に向けて来た道を戻ります。


 

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ガスが濃くなり天候が妖しくなってきました。


 

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三本の剣が突き刺さっている岩の前に出ます。なぜか物凄く剣を抜きたい気持ちが抑えられません。しかし、トップまでどうやって登るのだらう。


 

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そんなくだらない事を考えていたら益々天候が悪化し始めます。焦ってガンガン鎖場を下っていきます。


 

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八合目から七丈小屋までの間に大粒の雨に襲われます。ザックカバーだけ被せて、シャツとズボンは汗で濡れていたので、合羽装着はしませんでした。滑らないように必死に下り切ります。


 

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16時10分、七丈小屋で素泊まり寝具付(4,500円)の受付を済ませます。食事は腹の調子が悪かったので、持参のおにぎり1個とゼリーのみ。

 

小屋泊は私含めて4名でした。朝方登山道でお会いした地元60代(身体は40代)男性2人組、8合目先にて擦れ違いで遭遇した広島ハイカーの30歳の男性。

 

広島ハイカーは、環境省の委託で高山植物の調査にきていて、朝方甲府のビジネスホテルから北沢峠⇒山頂経由で小屋に到着してきました。明日は北沢峠で1泊して翌日には北岳で高山植物の調査をしてから、9月4日までには広島に帰ると申しておりました。私の知っている情報で直近の台風情報だけは知らせておきました。

 

山の話をしたり、仮眠をしてゴロゴロしたり、あっという間に夜になりました。そして驚くことに、管理人が布団を敷きにきました。読書をして19時40分には早過ぎる消灯を実行しました。因みに私が寝るの最後でした(汗)。おじさんたちは明日の早朝からアタックに入るとのことで既に熟睡状態でした。しかし、あまりに疲れ過ぎて身体が痛くてすぐに寝付くことができませんでした。


 

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そして夜が明けました。夜中は土砂降りの雨が降り続いていました。天候は一転して快晴です。小屋の高台から富士山を拝められました。

 

おじさん2人組は既に5時30分前に山頂アタックに出られました。広島ハイカーは6時からの朝食待ちです。私は準備を整えとりあえず快晴ということもあり、6時10分小屋を後にします。


 

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8合目方向の快晴を確認しながら、七丈第二小屋の梯子から登っていきます。脚部の疲れが全然取れていませんでした。


 

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昨日見ることのできなかった八ヶ岳の展望を堪能して高度を稼ぎにいきます。


 

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30分ぐらい登り込んできたでしょうか。8合目手前にて食事が喰えない事によるシャリバテです。更にモチベーションを下げたのが山頂含めた周囲のガスリです。ロングコース下山に対応すべき脚部の痛みへの限界地点、昨日登頂による満腹感、八ヶ岳が確認できた事、山頂の展望が期待できない事、早く下山して温泉で癒したい!等総合的に判断して撤退を決意致します。

 

少し下山した場所で広島ハイカーに遭遇します。山頂方向のガスリを確認して彼も山頂には寄らずに高山植物を調査しながら北沢峠に下りると申しておりました。


 

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撤退と決め込んだらサッサと下山です。まずは七丈小屋にて水を確保していきます。


 

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そして七丈小屋より五合目手前鞍部まで下っていきます。


 

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核心部の鎖場・高度感のある梯子と慎重に下っていきます。


 

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更に梯子を下って橋を渡ります。


 

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とにかく危険地帯を下ります。完全なアスレチック地帯です。


 

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一番ロングな梯子です。下りている途中で足元を撮影してみます。


 

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鞍部に到着、一気に五合目まで突き進みます。


 

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五合目から振り返ると七丈小屋・山頂方向はホワイトアウト状態。黒戸山を登り返していきます。


 

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登り返して巻き道に入ると暫く安心歩きができます。ここで駒ケ岳神社駐車場から5時30分より登頂してきた日帰り単独ピストンハイカーと出会います。3時間ペースで登ってきていました。


 

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刀利天狗を通過して鎖場を下ります。


 

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梯子下りから刃渡り上部へ。


 

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慎重に刃渡りを通過


 

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刃渡り滑り落ちたら逝っちゃいます。


 

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そして心臓破りの長い八丁登りの下りに入ります。


 

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八丁登りを下った最終地点(登りなら起点)辺りで、本日登り2人目の男性シングルハイカーと擦れ違い会話を交わします。

 

本日は小屋泊で明日山頂アタックを決めるとのことでした。別れ際、レンズの殺気を感じた私は瞬間的にカメラを構えてシャッターを押し返していました。このニンマリとした表情のハイカーも何処かのプログ作成者であることは間違いないだらう。


 

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やっとの思いで笹ノ平まで下山してきました。脚が物凄く痛いです。足元から爪の内部、脹脛、大腿四等筋、脚部全体が痛くなってきました。まだ登山口まで1時間30分あります。


 

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脚部の負担を少し軽減させるガニ股スタイルで長い下りに立ち向かいます。

 

登り方向からはバラの年配ハイカー4人が必死の形相で登り込んできます。


 

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中々終わらない登山道を下りながら、よくもこんなルート登ってこれたなぁ~と自己絶賛の有森モードに入ります。そして尾白川渓谷分岐点に出ます。もう少しです。


 

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吊橋に到着する手前で、登山道を塞いでお弁当を広げている御婦人に出会います。バスで観光に来られていたこの御婦人と10分ぐらい会話をします。

 

甲斐駒ヶ岳の事を色々と聞かれ、ここからのコースタイムの標準時間は8時間30分、北沢峠なら3時間、黒戸尾根は鎖場・岩場・かなり厳しいルートなのであまり勧められない事を伝えると「金時山にも鎖があったから金時山ぐらいかな?」と聞かれます。金時山未踏の私は、そんなに険しい山ではないはずと思い、「もうちょっと厳しいでしょうねぇ~」と受け答えします。

 

なんと!御婦人自ら年齢を申し上げられ驚愕します。見た目50歳前後かと思っていたら65歳とのこと。一気に脚の痛みを忘れるぐらい、ぶったまげました。まるで高須クリニックかなんかで美容整形でもしているのでは?と思わせるくらい65歳の肌の艶ではありません。


 

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吊橋を渡り渓谷を覗くとファミリーのグループが寛いでいる姿が目に映りました。


 

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11時40分駐車場に帰着します。甲斐駒ケ岳登山者は少数で、ほとんどが尾白川渓谷観光か一部日向山ハイカーも利用されているみたいです。 

 

超ロングでハードに感じた黒戸尾根コースを終了し、安堵した気持ちに加え、絶大なる疲労感が溢れ出てきます。売店でラムネを頂いてから癒し温泉に向かう準備をします。


 

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国道20号線を約9キロ走らせた地点に”むかわの湯 ”があります。駐車場からは、茅ヶ岳・金ヶ岳らしき山が見えていました。因みに施設の温泉ポンプ故障により冷鉱泉での運用でした。

 

過酷な甲斐駒登頂で疲弊仕切っている身体を思う存分癒すことができました。最高の癒しでした!おまけに足つぼマッサージ10分千円もやってもらいました。


 

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帰路国道20号線沿いから見えた鳳凰三山方面?と道の駅みとみから眺めた木賊山方面。帰りのルートは雁坂峠から帰りました。


 

 

 

 

 

■天候:1日目:曇りのち雨(一時晴れ間あり)、2日目:曇り時々晴れ 

 

■出会った人:31人(黒戸尾根登り17人、山頂7人、黒戸尾根下り7人) 

 

■タイム:1日目:6:30~16:10(山頂までは7時間20分)、2日目:6:10~11:40 

 

■その他: 

 

◇日本三大急登のひとつでもある甲斐駒ケ岳黒戸尾根コースを無事に踏破することができました。山頂での展望があまり利かなかったのは残念でしたが、流離の脱サラハイカー最終企画には相応しい山行内容とすることができ満足です。超健脚な猛者ハイカーは日帰りピストンをこなしていました。やる気になればできたと思いますが、身体に甚大なダメージを受けること間違いないと確信して素直に小屋泊を選択しました。がしかし、脚部、肩を中心に2日間は身体に痛みが残りました。 

 

◇非常にうんざりとした長く高低差のある黒戸尾根コースは、完全M体質に成り切らないと踏破は困難と思われます。今回レポも写真を200枚使用して作成段階でも読み手の方にもうんざりとしたロングなレポとなってしまいました。最後までご覧いただいた方、たいへんお疲れ様でした。少しは一緒に歩いた気分を感じられたでしょうか。

 

◇アルプス初体験からいきなり厳しいルートの攻略に挑戦しました。最終企画には是非、深田久弥が絶賛したベストテン入りさせたい山として円錐形のピークハントに価値を求めることにしました。

 

◇以下登り込みコースに対する個人的な評価比較になります。参考までに。

 

甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)⇒オリンピックレベルとして例えるならば、八ヶ岳(真教示尾根)⇒インターハイレベル、甲武信ヶ岳(徳ちゃん新道)⇒小学生高学年の遠足レベル、伊豆ヶ岳(直登コース)⇒幼稚園児の遠足レベル、鐘撞堂山⇒赤ちゃんのハイハイレベル

 

◇決してこれで山行を最後にするということではありませんが、脱サラハイカーとしての山行修行は間もなく休止いたします。有難うございました。

 

■参考:甲斐駒ケ岳(黒戸尾根ルート)

 

 

 

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