ポンポン山(玉鉾山)/二ノ宮山 2011/6/15 標高200M以下超ウルトラ低山シリーズ
ポンポン山(玉鉾山)38M比企郡吉見町/二ノ宮山131M比企郡滑川町
埼玉県比企郡吉見町田甲の北西部に位置するポンポン山は、正式名称を玉鉾山(たまぼこやま)と呼び標高は僅かに38Mと超低山です。通称の方が知名度がありますのでポンポン山でレポいたします。ポンポン山の名前の由来は、山頂部分で足踏みをすると「ポンポン」と不思議な音を発することから名付けられたそうです。
二ノ宮山は、比企郡滑川町に位置し標高は131Mと超低山ですが、ふるさと創生事業により山頂部に21Mの展望台が造られました。展望台からは、浅間山・谷川岳・日光連山・秩父連山・筑波山、新宿の高層ビル群まで見渡せる360度の展望が利きます。
今回は超低山の二山を軽~い気持ちで登頂してみたいと思います。
吉見町田甲地区にあるポンポン山に到着したのが13時30分でした。遅刻ハイカーでのスタートになります。標高38Mの山とはいえ正面は崖になっております。
崖には”崖崩落防止のため立入りを遠慮してください”との看板があり、クライマーではない私は崖登りはそもそもいたしません。従って左側へ廻ることにそこには砂利の駐車場がありました。
駐車場前側に登山口がありました。ここから登山開始です。登山届ボックスは設置されていません。(当たり前ですね!)
本日はSPALDINGのハイキングシューズを着用します。ザック無し、合羽無、熊鈴無です。転落防止用のキャップは被ります。踏まれた登山道を静かに歩いていきます。
周囲は静まり返り落葉を踏み込む足音のみが響きます。少し傾斜がきつくなってきました。
そして、中腹に差しかかった辺りで何かが見えてきました。次の瞬間、衝撃的なものが眼に飛び込んできます。
な・な・なんと・・・・。これはこれは・・・・・。
・・・ともしもの仮定として38Mの超低山でこんな看板に出くわしたらどういうリアクションをするだらうといたずら心に設置してみたくなりました。
すいません、失礼しました。
気を取り直して登り込んでいくと境内の裏側に出ました。
廻り込んでみると”高負彦根神社”という延喜式内社が存在しておりました。和銅三年(710年)に創建されたと伝えられる古社です。
入口方面まで行ってみると看板と男子側丸見えのトイレが設置されていました。
正面鳥居とポンポン山の案内図がありました。
寄り道をしてしまいましたが、再度ポンポン山山頂目指して進みます。山頂手前では”この先崖に付、危険なので注意”の看板があります。
山頂直下には石仏が設置されています。何か信仰の山ということが伺えますね。
いよいよ岩場の山頂部目掛けて登り込みます。標高38M登頂成功です。
特に山頂標識、三角点は見当たりません。
眺望は主に東側の鴻巣・吹上方面が利いております。
山頂は貸切かと思っていたら、テン場として利用できそうな場所でオヤジ共がご座を敷いて宴会をしております。オヤジ達の合間にコンパニオン?娘が膝枕されながら飲んでいます。
山頂正面はスッパリと切れ落ちていて高さ20Mはあるようです。転落したら場合によってはあの世行きです。
崖にはリングやボルトが埋め込まれています。ロッククライミング用の練習ゲレンデ?でしょうか。
崖の上から見た展望です。空気が澄んでいれば筑波山を遠望できるのではないでしょうか。
こちらは山頂部の崖です。敢えて岩に取り着こうとは思いませんでした。
オヤジ達の宴会場所を除いて、山頂を1周してみることにしました。
実際「ポンポン」と音が鳴るのか自分の足で試してみることにしました。
あいつ何やっているんだらう?頭おかしくなったんじゃないか?と宴会オヤジ達に気付かれないように、EXILE張り?のステップを踏み込んで飛び跳ねてみました。山頂部分でなんとなく・・・・ですが、「ポンポン」と鳴り響いているような感じがしました。「ポンポン」と音がするのは空洞化しているからだとか表土の下の岩盤の反響音だとも言われています。
なんとなく納得できたので下山することにしました。
ここは、一気に登山口目掛けてチャッチャカ下りです。タイムを30秒切ったようです。
下山後、南側からポンポン山山体を捉えます。東側は高さ20Mの崖です。
少し離れて撮影してみました。山頂部では未だ宴会オヤジ達がいました。相変わらず娘も膝枕状態です。
その後12Kの距離を車で移動して、滑川町にある二ノ宮山の駐車場に到着します。車道から展望台が目立つので二ノ宮山とすぐにわかりました。
14時30分登山開始です。しかし16時30分以降入山しても展望塔には登れないようです。
まずは勾配14%のアスファルト道を登っていきます。
暫く人気のない地帯を歩き込んでいきます。
やがて勾配は22%とやや急になります。後距離にして180Mです。
この階段を上がった先が二ノ宮山頂です。
階段を上がり込んでいくと展望塔がある広い山頂に出ました。
山頂は手入れはされているみたいですが、草むらがあるので”ヘビ注意”です。
標高131Mの二ノ宮山の標識と説明書きです。ここでとりあえず登頂成功です。ポンポン山より更に高度100M高い山です。
こちらが高さ21Mの展望塔です。自民党政権下、竹下内閣の時代にふるさと創生事業が立ち上げられ、街興しの名目で各市町村に1億円をばら撒き配布します。当時ここ滑川町では1億円を元手に展望塔を建設します。果たして1億円の価値があるのか確認してみたいと思います。
展望塔裏側にはトイレが設置されております。早速、どのような展望が得られるのか階段を登っていきます。
危険なので強風時は登らないでくれとのことです。鍵が付いています。16時30分に施錠されるのだらう。
まずは転落防止用の鉄格子で囲まれた階段を上がっていきます。第一展望台が見えてきました。
第一展望台からの眺望は周囲の樹木に遮られほとんど利きません。
眺望が利く第二展望台に向かいます。
第二展望台は結構な高度感と360度の展望が利いていました。
笠山・堂平が見えます。
熊谷市街地・深谷方面です。空気が澄んでいる冬場なら赤城山・日光連山の眺望が利くでしょう。
オオムラサキゴルフ場と嵐山町にあるトッパン印刷工場です。
360度の展望が利くので新宿副都心・さいたま新都心方面も見えます。夜間に展望塔に上がることができれば、きっと夜景は絶景となっていることでしょうね。しかしここは16時30分で施錠されます。
360度展望が利いていたので1億円の価値はあるとしましょう。納得したので展望塔を下ります。
山頂では紫陽花が咲いておりました。階段を下り正面に下山道を発見しました。
九十九折りに下り丸太階段を下っていきます。
階段を下った所に管理事務所がありました。二ノ宮山含めた伊古の里のマップがあります。
駐車場脇に沼を1周できる散策路がありハイクしてみることにしました。
散策路は非常に静かで落ち着ける場所です。
その先を静かに歩いていた時です。衝撃的な光景が目に写ります。
な・な・なんと!これは・・・・これは・・・・。
仮に設置されていたらやはりビビリますね。
このレポ読まれていた人から、きっと私の面が割れたら何処かの登山道で袋にされるかもしれませんね。
度重なる不祥事に対し深くお詫び申し上げます。
散策路は終了し、車道に出て二ノ宮山を眺めながら駐車場に戻ります。
以上、超ウルトラ低山を二山登頂してきました。ハイカーが登頂に来るような場所ではないと思いますが、一応山として認識されています。
たまには脚部に易しい登山でもしてみようかと今回は、超かる~い山行をしてみました。
■出会った人:ポンポン山3人(宴会オヤジ2人、娘1人)、二ノ宮山4人