荒船山 2010/12/5
荒船山(あらふねやま) 1423M 内山峠より高低差358M
※上記画像はウィキペディアより引用
今回目指します山は、西上州にある「荒船山」です。
山容が荒波に漕ぎ出した船のように見えることから名付けられたそうです。山頂部は南北約2K、東西約400Mの溶岩台地。
また、昨年の9月漫画「クレヨンしんちゃん」の作者臼井儀人さんが転落死された場所としても知られるようになる。
(ルート)内山峠⇒一杯水⇒艫岩(ともいわ)⇒経塚山⇒内山峠へのピストン
自宅を4:20出発、上信越自動車道下仁田ICより国道254を経て約28Kで内山峠に到着です。
駐車場は20台ぐらいおけそうですね。今回もトップバッターでの到着です。
今回は高低差が少ないことからローカット用のMERRELL(メレル)CHAMELEONⅡ(カメレオン)を装着して準備です。
いつものように熊避け斬り込み隊長として6:40登山開始です。こちらの方が奥秩父よりも寒く感じますね。
クマザサの登山道を通り過ぎて、何かが見えてきたぞ・・・。
な・ん・と・おーまい・ごっと!ヒグマではありませんか。ここは北海道ではありません。ツキノワグマのつもりでしょうか。
少し進むと八ヶ岳上部らしき山が見えてきました。目指す荒船山の船体も見えてきました。
ここまで600M前進です。登山道ははっきりしていて迷うことはなさそうです。
急登や急階段もあります。
再び荒船山の船体と妙義山が見えます。
1.1Kを難なくクリアすると・・・。
八ヶ岳方面、南アルプスがはっきりと見えてきました。
荒船山艫岩までの中間地点です。高度というより距離を稼いできました。
そしてグングン進んでいきます。
やがて修験道行場跡に到着しました。
その先は表層崩壊している箇所もあり注意を要します。
凍っている箇所は慎重に渡ります。そして見上げると、艫岩が間近に見えていました。
艫岩目指して急登していくと、一杯水の前にきました。
一杯頂こうと試みますが届きません。無理です。滑って落ちるような危険な箇所にあります。
更に岩場を急登、ハシゴも登場です。
凍っているので再度慎重に登ります。
急登場面を終えるとフラットな地点に出ました。船体上部到達でしょうか。
臼井さんの事故のことでしょうね。
転落されたと思われる現場です。真下は200Mの絶壁です。
正面には浅間山が見えます。噴火は治まっているようですね。
私もこの現場で絶壁画像をとることにトライしてみました。流離の脱サラハイカーだからできる技で 、決して真似はしないようにしてください。
覚悟の上で木(細い)に掴まり半分身体を傾けての撮影です。真下は200Mです。落ちたら確実に意識を失いお陀仏です。
しかも貸切絶壁です。吸い込まれそうです。
改めて御冥福をお祈り申し上げます。
横に廻り艫岩の絶壁を撮影しました。スリル有り過ぎです。
横から見ても吸い込まれそうです。
艫岩の展望台の展望盤です。あたりは絶景です。
ここにも絶壁ポイントが。
天気は快晴です!北アルプス方面や浅間山がはっきりと見えています。
絶景!!!!!30分間貸切展望台を楽しみます。
展望台の裏には避難小屋(トイレ付)がありました。
締め切られた窓を開けてみると、お~まい・ごっと!「カビ臭い!」胞子を吸ったみたいで気持くなりました。
約2K先の山頂(行塚山)を目指します。
フラットな道を1.5K進みます。まるで山の上とは思えない光景でした。
山頂までの残り500Mは急登が待っていました。
山頂到達です。二等三角点もあります。
山頂とはいえ、視界が開けておらず八ヶ岳方面はよく見えました。
艫岩方面に戻ります。このあたりから後発部隊とすれ違うようになりました。
ここまでは完全貸切状態でした。
艫岩で再度絶景を望みます。
船体からの下山開始です。凍っている箇所は気を引き締めます。
危険な箇所はロープを持ちながら下ります。そして、艫岩方面を振り返ります。
暫くすると団体さんの声が聞こえてきました。
すると、おーまい・ごっと!渋滞しているではありませんか。そこは凍っている箇所でした。
下山時は、やたら犬の鳴き声とハンターの銃声が遠くに聞こえていました。ハンターの召集日のようでした。
駐車場に着くと満車状態になっていました。11:00到着です。
高低差が少なく山頂のフラットな歩きもあったので、大腿部への疲労度は軽微でした。
登ってきた荒船山を確認しながら、本日の温泉候補地に向かって運転します。
本日の癒してくれる温泉は荒船の湯です。
料金は500円 営業時間10:00~20:00
泉質:塩化物強塩冷鉱泉 源泉温度16度及び供給量不足により加水加温有り。
温泉後は、そばを頂いてから帰路に経ちます。
■天候:快晴(一点の曇りなし!)
■出会った人:下山時30人ぐらい
■タイム:6:40~11:00
■その他:
比較的高低差もなく、登山道は明確で迷うことのないコースでした。
部分的に凍っている箇所は注意が必要です。
艫岩の絶壁は凄まじい限りでした。