鐘撞堂山 2011/2/18 標高500M以下超低山シリーズ
鐘撞堂山(かねつきどうやま)330M 埼玉県寄居町
鐘撞堂山は戦国時代、対岸にある鉢形城に敵の襲来を鐘を突いて知らせたという伝説のある山です。今回は超低山の鐘撞堂山を雨上がり後の天候回復を待って登山してみることにしました。
(ルート)円良田湖第一駐車場⇒登山口⇒鐘撞堂山⇒羅漢山⇒円良田湖駐車場
本日は朝方の雨が上がってから国道254⇒140号線をひたすら走り続けて遅刻ハイカーとなりました。寄居町にある円良田湖第一駐車場に車を停めて11:30登山開始です。
駐車場の階段を上っていくと円良田湖(つぶらだこ)に出ました。この円良田湖は周囲4.3Kの人造湖です。天候は回復していますが強風が吹き付けていました。
湖畔沿いの舗装道路を時計回りとは逆方向に歩いていきます。
その先にも駐車場がありました。釣客専用のようですが本日は釣り人はいません。
妖しげな湖たん荘の脇を進んでいくと道標が出てきました。羅漢山と鐘撞堂山の分岐点です。羅漢山は後ほど行くとして、まずは鐘撞堂山方面に進みます。
そのまま進んでいくと民家の前に出ました。
この民家の間の道路が登山道です。両脇の民家は無人のようでした。
傾斜の緩いアスファルト道を登っていきます。
沢沿いの道をグングン高度を稼げません。といっても高度のある山ではないので仕方ありませんね。
暫く舗装道路が続いておりました。雨天直後なので逆に足元が悪路でなく良かったかもしれません。
この辺りからやっと山道になってきました。山頂方面に進んでいきます。
山道に入り尾根沿いから高度を稼げるようになりました。しかし、強風が身体に吹き付けてくるようになりました。
間もなく山頂が見えてきました。周囲の景色もナイスな感じです。
山頂に通じる長めの階段を登り込みます。
途中、巻き道コースもありますがそのまま直登コース(直登というほど大袈裟ではありません)の階段を一気に上がります。
おっ・・山頂部分が見えてきました。登頂成功です。登山開始から30分で到達できました。
三等三角点と鐘撞堂山の案内版です。
まずは山頂から南側の開けている眺望を確認してみます。寄居の街並みがはっきりと見えています。超低山にしては抜群の景色です。
こちらは大宮、さいたま新都心方面でしょうか。
側にある展望台にも登ってみます。
展望台には東京・熊谷・秩父・長瀞の方角表示が記載されていました。
先程とあまり変わりはありませんが展望台から見た街方面。遠方には東京の高層ビル群も見えていました。
見えづらいかもしれませんが東京スカイツリー(中央左寄り)。
赤城山と筑波山方面
そして両神山方面。超低山からでも色々と眺望を満喫することができました。強風に当たりながらも30分ぐらい景色を堪能していました。
身体も冷えてきたので下山することにしました。長めの階段を下ります。
来た道を忠実に戻ります。
下りはやや早足で下っていきます。
やがて登山口の無人民家の脇に出て、羅漢山登山口に向かいます。
そして羅漢山登山口から山頂を目指していきます。
まずは長い階段をひたすら登っていきます。
10分もかからないうちに突き当たりを左に上がると山頂が見えてきました。
山頂には釈尊が祀られており、文殊菩薩の仏像や十六羅漢像が周囲を取り囲んでいます。
周囲を取り囲んでいる十六羅漢像です。
山頂にはあずま屋もあり少林寺に下る道程には羅漢像が五百十余体もあるそうです。車の回収を考えて少林寺方向には下りませんでした。
来た道を戻る途中、見上げると鐘撞堂山山頂部分が見えていました。
円良田湖駐車場の残雪を利用して登山道で靴に付着した泥を落とします。
円良田湖旅館街跡が見えてきて左側の第一駐車場に戻ります。時刻は13:10でした。
本日の温泉は円良田湖から24K離れた嵐山町にある平成楼に立ち寄ります。15年ぶりの訪問になります。癒すほど身体に疲労感はありませんでしたが、強風に当たっていたので身体が冷え込んでいました。
ここ平成楼は温水プール、3Fには宿泊施設が併設されており気楽に立ち寄れる施設ですが癒すには適さないかと思います。老人倶楽部などの団体で混雑している点と清潔感の点でお勧めはしませんが、2Fにある映写仮眠室はGOOD!です。実はここに立ち寄った目的は映写仮眠室で仮眠することでした。だらけモードですいません。今月は、ソフト山行傾向になってしまっているので脚力が弱まりそうですね。
■天候:雨のち晴れ
■出会った人:山頂で1人
■タイム:11:30~13:10
■その他:
◇標高500M以下の超低山での軽いトレーニングのつもりでしたが、雨上がり直後更には超強風によりスタミナを奪われました。
◇330Mの高度からの眺望は期待以上に素晴らしく且つ周辺の山々の景色を楽しむことができました。
◇ここは遅刻ハイカーでも問題なく登山可能なお山で、カップルやファミリータイプの里山ハイクに適していますね。勿論山なので甘く見てはいけません。日没前の山行は控えましょう。
■参考:鐘撞堂山コース(紹介コースとは多少異なります)
◆推奨サイト:ゆうやけハイカー