棒ノ折山 2012/2/11 冬場の低山トレーニング編
棒ノ折山(ぼうのおれやま)969m 単純高低差719m
奥武蔵の山域で、人気のある1峰に棒ノ嶺(棒ノ折山)があります。今回で3回目の登頂となりました棒ノ折山(個人的には、僕ノ俺山と称しております)、冬場の脚慣らしとして、山仲間Yさんとトレーニングがてら、山頂を目指すことにしました。3回目のレポとなりますので、内容は簡易レポとさせていただきます。
レポ作成の原動力になりますので、下記1発、宜しくお願いします。
(ルート):さわらびの湯⇒有間ダム⇒白谷沢登山口⇒ゴルジュ帯⇒岩茸石⇒ゴンジリ峠⇒棒ノ折山⇒岩茸石⇒滝ノ平尾根⇒さわびの湯
西武線飯能駅経由にて、Yさんをピックアップ後、さわらびの湯駐車場に到着します。時刻は7時25分でした。
車道をダム方面に向かって歩いていくと、雪混じりの山々が展望できました。
棒ノ嶺まで3.3キロの表示。まずは、ゆっくりとしたペースで身体を温めながら登っていきます。
まもなく、藤懸の滝に出ました。沢の音が、自然の中にいることを実感させてくれていいですねぇ。
初歩的な沢登りを楽しみながら歩いていくと、第一ゴルジュ帯に近づいて参りました。
白谷沢コースの核心部、ゴルジュ帯に突入していきます。因みに、このコースは皇太子もお好きなようで、2度同コースで棒ノ折山を登頂されています。
夏場に比べれば、水量は少なめのようですね。ゴアテックス仕様の登山靴ですが、大活躍とまではいかない水量です。
小滝の釜付近では、飛び散った水量が石に凍りついています。部分氷柱ってところでしょうか。
こちらも当たり前ですが、水量はイマイチ。静かな岩壁に挟まれた地帯を、ゆっくりと自然の創作を満喫しながら歩いていきます。
やがて、鎖場に到達し、第二ゴルジュ入口を振り返ります。やはり皇太子も好む見事な光景です。
岩場のロープ越えをクリアすると、その先は、雪景色が強調されるような光景へと変化していました。
先を進むに連れて、雪が深くなっていきます。擦れ違った年輩のご夫婦らしきハイカーは、アイゼンを装着していました。先のルートの残雪状態がある程度想定できました。
あずま屋で小休止して、アイゼン装着を検討しますが、様子をみることにしました。
急坂部分は、凍結箇所がありました。実際はアイゼンが必要と判断される箇所でしたが、無理してノーアイゼンで突破していきます。
登山道の交差点、岩茸石を通過して、棒ノ折山を目指していきます。
ここから更に登り込みが連続し、グングン高度を稼ぎにいきます。
なるべく残雪の薄い箇所を、足場に選んで進んでいきます。毎度のことですけど、丸太階段は結構脚部に堪えます。
そのままノーアイゼンで頑張って進み、長い丸太階段を登り込んでいきます。
山頂手前では、劣化した歩道の自然植生の再生を図っているとのことで、左側に迂回路がありました。
山頂が見えてきました。7か月ぶりに、棒ノ折山の広い山頂に到達してきました。
まずは、東京方面、奥武蔵の山々、武甲山、大持山・・・と眺めていきます。
広い山頂でのテーブル付ベンチを借りて、チャルメラをおいしく頂きます。
山頂には、多くのハイカーが到達してきて、たいへん賑やかになってきました。
右側、針葉樹(東京都)左側、落葉樹(埼玉県)を最強アイゼン装着で、一気にゴンジリ峠まで下ります。
急な丸太階段を下り、今度は登りとは逆に、雪の多い場所を選びながら下っていきます。
岩茸石を通過して、滝ノ平尾根でさわらびの湯に帰着するルートで下ります。このあたりで、アイゼンは外しました。
高度を下げていっても、残雪は所々にありましたが、アイゼン不要で大丈夫でした。
長い樹林帯は続きます。途中、ベンチのある場所で小休止します。
さわらびの湯では、クリスマスローズが販売されておりました。そして、登山の疲れを思う存分、たっぷりと癒していきました。
■天候:晴れ
■出会った人:60人ぐらい(登り5人、山頂35人ぐらい、下山20人ぐらい)
■タイム:7:25~13:15
■その他:
★皇太子お勧め(2回登頂されているので、勝手に私が思っている)の棒ノ折山、私も奥武蔵の中では、伊豆ヶ岳~子ノ権現コースに次いでお勧めのコースです。県外のハイカーにも是非、訪問してほしいコースです。
★ここの丸太階段は、何度登ってもつらいですね。スクワットで、もっと足腰を鍛えておかないと駄目かなぁ・・・・と弱気モードです。夏に向けて、徐々にレベルアップを計っていかないと、馬蹄形縦走に間に合いそうにありませんけどね。