伊豆ヶ岳~子ノ権現 2011/5/15 攻略的日帰り単独ピストンシリーズ トレーニング編
伊豆ヶ岳~子ノ権現 851M 高低差556M
今回で3度目の訪問となりました伊豆ヶ岳~子ノ権現、健脚向きコースをトレーニングの一貫として縦走してみました。近い将来の目標として、”甲武信ヶ岳”のピストンを成功させる為のトレーニングです。
(ルート):正丸駅⇒馬頭観音堂⇒男坂⇒伊豆ヶ岳⇒古御岳⇒高畑山⇒中ノ沢ノ頭⇒天目指峠⇒子ノ権現⇒西吾野駅⇒西武線乗車正丸駅下車
自宅を6時に出発して正丸駅駐車場に車を停めます。そして7時20分登山開始です。駅に向かって左側にあるいつもの階段を下ります。
ウォーミングアップで脚を慣らし徐々にペースを上げて行きます。安産地蔵尊の手前でまず1組目の男女ハイカーを追い越します。
20分ぐらいで”馬頭観音堂”に到着し登山安全の祈願をします。今回はこの登山口を利用して伊豆ヶ岳に向かいます。
少しずつ高度を上げながら男性シングルハイカーを追い抜きます。やや荒れている箇所もありました。
間もなく”胸突き八丁休んでけ岩”の前に出ます。軽く水分を補給して急登前の調整をします。
ここまでハイペース気味のウォーミングアップをして、コンディションの調子が良好なことがよくわかりました。脚部含めた身体への疲労をあまり感じておりません。
そしてここから心臓破りの急登を強いられます。先に登り込んでいたバデ気味のハイカーを追い抜きます。以前苦しんだこの急登にへたることなく挑戦的に登り込んでいきます。
お約束のロープ掴みで急登の仕上げをします。今までの山行の中でもかなりベストコンディションで登れています。
本日は、普段平地トレーニングで使用しているローカットのメレルカメレオンⅡを装着して伊豆ヶ岳を攻めています。割れ欠けた親指の爪に当たりにくいので、甲武信でも装着を検討します。
更に続く上部での岩交じりの急登を挑戦的にグングン高度を稼ぎにいきます。
その先も一歩一歩踏み込みながら登り、五輪山を巻いて”男坂”前に到達します。
この男坂は本日の第二の目的として、大震災後一体どうなったのか・・・。崩落でもしてないだらうかと心配していたので、自ら登って確認してみたかった場所です。
いざ出陣と思いきや、上から石がゴロゴロと落石発生中です。見上げると上から下りてくるハイカーがいました。珍しいですね、逆方向から来るハイカーを見かけるのは初めてです。とりあえず下りてくるまで端で待ちます。
さぁ、待ってましたと気を込めて鎖を握りしめます。2か月ぶりの再会、この長い鎖場を楽しみにしていました。
高さ50M、斜度40度の鎖場は震災の影響を受けてなかったようです。嬉しくなってグイグイ腕力を使って駆け登ります。
途中の眺望ポイントで横瀬の二子山を視界に捉えます。
更に根の張った岩場、垂直な岩場をよじ登ります。
すると絶景ポイントに到達します。冬場の枯れた光景と違って”緑”が濃いですね。
その僅か先で山頂到達です。非常に調子よく登ることができました。周囲の視界は新緑によって遮られています。
冬場と異なり眺望はあまり利かず、山頂にいても小太りなハチがブンブン五月蠅く付きまとってくるだけなのですぐに縦走ルートを下ります。
登り返しを消化して”古御岳”に到達です。こちらは冬場でも展望が利かない場所なのでスルーです。
この先では暫く下ったりフラットな登山道が連続します。
名郷分岐道を通過してグングン下って高度を下げます。
ここでの下り道、毎度のジンクスになっちゃっておりますが、今回も扱けました。大きめの浮石があり、足を着地させたとたんに外れて落石化、身体は足元から見事にすくい上げられ扱けさせられました。イタタタタ・・・・・。
その後、フラットな道が続き”高畑山”に到着です。ここも樹木に囲まれているだけで特にベンチ以外は何もありません。
また暫く歩き続けると”中ノ沢ノ頭”に到着です。
長く下った先では天目指峠に立ち寄らず、車道側に下りて行きます。
一旦、車道に出ます。天目指峠ガードミラーでお約束の自己撮影。あずま屋では、ブラウン管テレビが捨てられていました。リサイクル料金を払いたくない人が持ち込んできたのでしょうか。
再び登り返して”西川材”の説明版を通り過ぎます。
”子ノ権現”への岩場急登をペースよく登り込んでいきます。この間6人の学生風ハイカーが休憩している場所で追い越します。その後学生風部隊がハイペースで追随してきていました。負けずとグングン登っていきます。
大きく下ってから木の階段での登り返しです。
その先では偽ピークにある祠です。
子ノ権現に通じる道の手前に伊豆ヶ岳と古御岳が眺望できるポイントがあります。先程の学生風6人組はこの辺りで何処かに消えて行きました。本格的な縦走装備をしていて山岳部のようにも見えましたが。
足腰の神様が祀られている”子ノ権現”で参拝をして、上部の鐘撞場に向かいます。
東京方面の景色が見えるポイントを確認して、鐘撞場で毎度のように鐘をぶち込み鳴らします。
仁王像の背後から進んでいくと太い樹木がありました。
調子が良かったので一瞬、正丸までのピストンを考えましたが、個人的呼び出しが入り西吾野駅に素直に下ることにしました。
子ノ権現~西吾野駅区間において、本日の出会った人の8割ぐらいはこの区間で出会いました。
20人の団体を始め複数の団体ハイカーと擦れ違い「コンニチハ!」を言い切れません。樹林帯から集落に出るとなぜか山から解放された気分になり、遭難回避の観点から安心できます。
集落の自治会館の脇を通ると、賑やかに地区住民が会合を行っていました。その後国道299号線が見えてきました。
国道突き当たり手前では、空きスペースがあり駐車場として開放してほしいですね。。そうすれば、西吾野駅を起点に使えるんだけどなぁ。駅へは国道沿いを歩き一つ目の信号を右に向かいます。
11:20西吾野駅に到着です。スタートから約4時間の行程でした。
11時30分乗車して正丸駅に戻ります。売店で駐車料金500円を後払いして車を回収します。本日は自宅直行でシャワーを浴びるため立ち寄り温泉は無しです。
■天候:晴れ
■出会った人:100人前後(正丸~伊豆ヶ岳区間12人、古御岳~子ノ権現区間10人、子ノ権現~西吾野駅区間80人ぐらい)
■タイム:7:20~11:20
■その他:
◇とても快調でベストなトレーニングが出来ました。雲取のピストンでスタミナが付いたのか?偶々、調子が良かっただけなのか?疲れにくい歩き方が自然とできていたのか?今後の挑戦的登山決行の時への緊急課題としてコンディション調整は必須事項となることでしょう。
■参考:伊豆ヶ岳登山マップ