奥武蔵馬蹄形縦走【反時計廻りVersion】 2014/4/19 奥武蔵で13峰馬蹄形縦走を堪能する
奥武蔵13峰馬蹄形縦走【反時計廻りVersion】
①②二子山(雌岳・雄岳)882m③焼山850m④蔦岩山1,004m⑤武川岳1,052m⑥前武川岳1,003m⑦伊豆ヶ岳851m⑧五輪山⑨小高山720m⑩正丸山780m⑪川越山766m⑫カバ岳896m⑬丸山960m
単純高低差742m/累積高低差約1,700m
※画像は焼山山頂にて地味ぃ~な山「二子山」に向けた「遠隔式二子山いぶし銀ポーズ」
道の駅果樹公園あしがくぼを起点に、二子山~武川岳~伊豆ヶ岳~丸山等の奥武蔵の山々を馬蹄形に繋ぐコースを1年3か月前に歩いたことのある自分のトレースに従って、再度歩いてみることにしました。
因みに当時のレポは⇒「奥武蔵馬蹄形縦走~High Version~ 2013/1/3 奥武蔵山域で馬蹄形を繋げる 」
このコース時計廻りより反時計廻りの方が、日没の関係、疲弊度が深刻となった場面で動けなくなった等のアクシデントを考慮すれば、最後集落の中を歩いて帰着できる反時計廻りを今回も選択していきます。どちらの廻りにも難易度的な観点から変わりはないと考えます。
レポ作成の原動力になりますので、下記1発ランクアップのため、宜しくお願いします。
道の駅果樹公園あしがくぼ第二駐車場(6:07)⇒兵ノ沢(6:30)⇒二子山【雌岳】(7:19)⇒二子山【雄岳】(7:29-7:40)⇒焼山(8:09-8:32)⇒蔦岩山(9:06)⇒武川岳(9:29-9:36)⇒前武川岳(9:47)⇒山伏峠(10:32)⇒伊豆ヶ岳(11:07-11:21)⇒五輪山(11:32)⇒小高山(11:43)⇒正丸峠(12:01-12:06)⇒正丸山(12:23)⇒川越山(12:29)⇒旧正丸峠(12:41)⇒サッキョ峠(13:01)⇒虚空蔵峠(13:27)⇒牛立久保(13:48)⇒カバ岳(14:15)⇒大野峠(14:28)⇒丸山(15:02-15:21)⇒道の駅果樹公園あしがくぼ第二駐車場(16:37)
※歩行距離:26.1㎞ 行程タイム:10h30m
(注):行程時間は個人のペースで歩いたり、自然観察をしている為、またその日の登山道のコンディション・適度な休憩・アクシデント・渋滞等発生により、あまり参考にはなりません。
自宅を4時過ぎに出発、一般道を約57㎞走行して道の駅果樹公園あしがくぼに到着します。朝方の上空はガス主体の天候となっており、速やかに登山者用の第二駐車場に車を移動していきます(自分の車含めて6台駐車)。
1年3カ月ぶり2度目の奥武蔵馬蹄形完結に向けて縦走開始です。まずは静かな沢筋を暫く登り込んでいきます。
間もなく兵ノ沢(標高490M)をスムースに通過。その先の登山道は2月の雪害の影響だらうか、倒木などで結構荒れていたので適当に直登していくことにします。
尾根に上がると冷風を浴びるようになり、登り込みで噴き出した汗が体温を低下傾向に導きます。すかさず、ガス猛散ポーズを決め込み身体に熱を発生させて体温調整を計ります。
地味すぎる二子山に難儀しながら雌岳直下のお助けロープを遠慮なく掴み込んでいきます。 まずは馬蹄形1峰目の雌岳にアタック!!なぜか地味過ぎてキツイっす。
鞍部よりミツバツツジを観賞しながら軽く登り返します。続いて2峰目の雄岳にアタック!!ガスの濃度が濃い。ガスガスモードに包まれていきます。
イェ~い!ガスガスだよ~ぉ!顔がさみ~いよぉ!!「よぉ~し!気合いを入れ込んでガスを一気に吸引だぁ!」ガスガス吸引のバックダブルバイ!!を完結に決め込みます。
すると驚くべき効果が発現されます。なんと!奥武蔵の帝王「武甲山」が姿を現します。
後続のシングルハイカーと少々話し込んでから二峰目に向かいます。振り返って二子山を確認します。
まだ余裕があったので歩きながら地鶏ポイントにて、上腕三頭筋を引き締めてバックダブル・・・いや、パキキポォーズぅ!!いつかロードバイクで轢かれてまうかもなぁ~。そして難なく3峰目の焼山にアタック!!
正面にピラミダルな山容の武甲山が聳えます。ピラミダル化を促進させている重機がトミカのように見えています。
武甲山北斜面に向けて帝王ポーズを。そして二子山に向けては、遠隔式二子山いぶし銀ポーズ!を決め込みます。
山頂で再び先ほど二子山でお遭いした後続ハイカーと話し込みます。伊豆ヶ岳までは同じ行程のようで、三か月ぶりの登山でしんどいと申しておりました。その後、行程を継続するため次に向かいます。焼山~武川ラインは1年3カ月ぶりで、なんと!登山道途中に道路が造られ法面工事が施してあります。
アップダウンも増えてきて強烈な急登で高度を稼ぎます。適当な登山ギャグを考え込んで歩いていたら、なんと!まぢめに苔で滑って大きくコケます。手のひら&前腕部位表側に痛恨の勲章が入ります。(痛!)
伊豆ヶ岳~古御岳ライン(左)、伊豆ヶ岳まではいづ着くの?とまだまだ距離があるのが伺えます。丸く構える山(右)は次に向かう「武川岳」です。
4峰目のわかりづらいピークの蔦岩山を通過していきます。その後も適度なアップダウンが継続していきます。
5峰目の武川岳にアタック!本日は陽射しが出てきましたが、大山までは視界が利いていません。
貸切の武川岳でバックダブルバイを適度に決めていきます。小腹が空いたのでスニッカーズでエネルギー補給をします。
貸切の武川岳を後にして、行程が進むに連れて着実な馬蹄形ラインを描いていきます。正面には前武川岳への登り返しが見えてきました。
6峰目の前武川岳を通過して、山伏峠に向けてロングな坂をひたすら下ります。
工事箇所に出ました。ここにも道造ってんのかい!
手前が伊豆ヶ岳~正丸峠ライン奥の稜線が奥武蔵グリーンライン(左)、伊豆ヶ岳への過酷な登り返しに負けないため、メンタル強化体制に入っていきます。
こうなったら諦めだぁ!鞍部まで勿体なくても行けるところまで標高下げちゃってくださ~い!!鞍部の山伏峠まで下り、車道を横断していきます。
中盤戦の核心部とも言うべき過酷な伊豆ヶ岳への登り返しに入ります。 毎度ながらこの登り返しは強烈だぁ!
九死の思いで天目指峠との分岐に到達します。先週に引続き通算11回目、7峰目の伊豆ヶ岳にアタック!です。
山頂のミツバツツジが鮮やかです。
山頂部よりやや下がった場所に多くのハイカーが寛いでいます。縦走してきた武川岳からの稜線を眺望していきます。奥にチョコンと突き出ている山が武甲山です。
炭水化物の補給にコンビニおにぎりを美味しくいただきます。休憩後は女坂を利用していきますが、女坂とはいえ危険箇所と判断します。登ってくるパーティとすれ違うのに難儀しましたので、尚更危険に感じました。
鞍部から男坂を見上げていくと、数名のハイカーが登っています。以前、男坂を下っていったら登ってくるハイカーの顰蹙を買ったので、本日は女坂を利用しました。どちらのコースも危ないね。そして8峰目の五輪山を通過していきます。
9峰目の小高山に到達です。開けた箇所から馬蹄形起点の二子山を展望します。
馬蹄形最終峰の丸山
小高山の先を進むと奥村茶屋のある正丸峠に到着です。歩いてきた武川岳を眺望していきます。
奥武蔵馬蹄形縦走の後半戦に突入です。 正丸山に向けて階段を上がっていくとあづま屋がありますが、結構な高低差を登らないと辿り着けません。正丸峠に気軽に立ち寄った方が休憩するには、ちょいとしんどい思いをしなければならない場所にあります。
更にグイグイ登り込んでいくと、変則的歩幅の合わない難儀な階段が現れます。
10峰目の正丸山にアタックです。続いてアップダウン体制に入ります。
登り返して11峰目の川越山に到達。この先、強烈な下りが待ち構えているので、下り返しポーズ!で気合いを入れ直します。
あまりにも急で膝が破壊されそうになります。激下り後の鞍部が旧正丸峠です。
再び登り返して失った標高を稼ぎにいきます。と思ったら、再び奥武蔵馬蹄形最大級の激下りにバカなオレが焦ります。
絶壁とまでは言わないが、滑ったら一気に落ちてしまいそうだ。サッキョ峠を通過していく訳だが、あれ?さっきょ通らなかった。ハハは・・・(汗)
またまたグイグイ無心で登り返していきます。丸山までの行程はまだまだ長いです。
ポツンと設置されたベンチで小休止していきます。そして虚空蔵峠からは少し車道歩きが入ります。
車道から山道に入ります。ウノタワチックな場所を通過していきます。
刈場坂峠との合流地点の牛立久保に到達です。大野峠方面に進んでいくと、岩場が出現し疲弊した脚部に堪えます。
ルート上は雪害の影響だらうか?なぜか倒木が多いので注意しながら歩きます。展望の全くない12峰目の「カバ岳」にアタック!!
いよいよ、馬蹄形最終峰の丸山が見えてきました。一旦大野峠まで下ります。
丸山に向けて最後の登り返しに入ると、苦手な変則的階段地獄に苦しめられます。
パラグライダー発着場所から堂平山を望んでいきます。翌日には8千人参加とも言われている七峰縦走の一大イベントが開催される予定です。堂平山頂部は賑わってそうだねぇ。ひとまず堂平観測所ドームにズーム。
七峰全峰は難しいけど、堂平山だけでも明日の荒天を回避させるべく、変形バックブルバイで右手にガスを吸引させていく御まじないを仕掛けてみます。逆にガスっちゃったかも(笑)。余計なお世話のまじない後は、丸山との距離を徐々に詰めていく歩きをしていきます。
最後のこの登り込みが異常にきつく感じました。ようやくシンボルの鉄塔を通過していきます。
遂に山頂が見えてきました。13峰馬蹄形縦走の最終峰「丸山」に果敢にアタック!!です。
宝くじの資金で造られた立派な展望台に上がってみましょう。笠山~堂平山ライン(右)
大霧山方面(左)、帝王「武甲山」(右)
起点の二子山~焼山~武川岳方面(左)、展望台でめっさ疲弊した状態で最後のバックダブルバイ・・・しかし気合い入らず無駄に疲れるだけ・・・。え、見ている方もやっぱ疲れる?(笑)
馬蹄形完結に向けて最終ラウンドの下山開始です。樹林帯を結構下っていきますが、駐車場までがやたらと長く感じます。
山道から集落に出てホッと一息です。秩父のシンボル武甲山を見上げながら集落を下りていきます。
集落に咲く山桜、満開やね。
駐車場に帰着して奥武蔵馬蹄形縦走を無事に完結できました。下山後は馴染みの武甲温泉に移動して、疲弊した脚部を思う存分癒してから帰りました。
お疲れさまでした。
■天候:曇りのち晴れ
■出会った人:70~80人前後ぐらい(ほとんど伊豆ヶ岳山頂部、正丸峠以降は3人、静かな山歩きとなる)
■タイム:6:07~16:37【10時間30分、休憩等含】
■形態:単独行
■水分:4.0L(ペットボトル500ml:5本、550ml:2本)
■山域:奥武蔵
■出発地点より駐車場までの片道距離:57Km
■縦走日:2014年4月19日(土)
■その他:
★谷川連峰馬蹄形縦走に比べればまだまだ余力は残りますが、比企三山馬蹄形と比べると数段レベルアップします。
奥武蔵の山域で言えば、以前歩いたことのある西吾野駅~子ノ権現~伊豆ヶ岳~武川岳~大持・小持山~武甲山~浦山口駅の縦走に匹敵するぐらいのランクに感じます。
是非、谷川連峰馬蹄形縦走などのテスト歩行として活用されるのもイメージが湧き、良いトレーニングになると思われます。
★道中の核心部は初っ端の地味に攻め込まれる二子山、その後の武川岳、伊豆ヶ岳、正丸山への登り返しに体力を奪われ、適度な体力温存とエネルギー補給を計算に入れながら、縦走していくことがメイン攻略と考えます。
前半戦ではどちらかと言えば、大きく長めに登って大きく下るアップダウンが主体ですが、後半戦ではアップダウンがガッっと来てギュッ!と下る急斜面がいくつかあるので侮れません。
いづれにしても相当数のアップダウンに苦しめられるので、事前に体調を調整させて挑むのが良いでしょう。
« 桐生アルピニストへの道 2014/4/5 吾妻山~鳴神山【桐生アルプスピストン】 | トップページ | 霧ヶ峰(車山・八島ヶ原湿原周回) 2014/4/26 GW初日は穴場のビーナスラインへ »
「奥武蔵馬蹄形縦走High Version(二子山/焼山/武川岳/伊豆ヶ岳/正丸山/丸山)」カテゴリの記事
- 奥武蔵馬蹄形縦走【反時計廻りVersion】 2014/4/19 奥武蔵で13峰馬蹄形縦走を堪能する(2014.04.29)
- 奥武蔵馬蹄形縦走~High Version~ 2013/1/3 奥武蔵山域で馬蹄形を繋げる(2013.01.06)
« 桐生アルピニストへの道 2014/4/5 吾妻山~鳴神山【桐生アルプスピストン】 | トップページ | 霧ヶ峰(車山・八島ヶ原湿原周回) 2014/4/26 GW初日は穴場のビーナスラインへ »