2014/2/22 日和田山~物見山~北向地蔵~スカリ山~ユガテ~橋本山 本気モードのスカリ山、踏み抜き多発地帯&変則的ツボ足でアタック!
日和田山~物見山~北向地蔵~スカリ山~ユガテ~橋本山 【ゲリラ豪雪後の奥武蔵山歩き】
暫く山歩きを休んでいたら、おーまいはもしかして佐村河内ハイカーではないか?とほんの僅少な一部のハイカーから疑惑が湧いておりました。
私にゴーストライターなどの存在はおりません。
実践ハイカーとライターのおーまい・なるおは同一人物でございます。(笑)
まぁ、文筆みりゃ~ライターの存在なんて一目瞭然です。しかし、無謀なロング縦走に挑戦している時は、もしかしたら「ゴーストハイカー」の存在がいるのかもしれませんね。(笑)
さて、関東甲信に猛威を奮ったゲリラ豪雪後の初歩きとなります。山梨・奥秩父・奥多摩方面は一部山間部集落の孤立状態が継続中、相当な雪害となっており暫くはお世話になっている地域の入山は厳しいと思われます。
では、Homeの奥武蔵は如何なものかと、棒ノ折山・・・私的には「僕ノ俺山」へさわらびの湯から検討してみましたが、前日白谷沢に入山された山仲間の情報で雪崩、沢への転落等危険な状態を知らされます。この事態に遭難などしたら大顰蹙を買うこと間違いありません。ましてや冬山に変貌している棒の折山に装備不足の状態でアタックは確実に無理です。
従って、奥武蔵定番の日和田山から行けるところまでを目指して登山準備に取り掛かります。
さて当日は自宅を6時に出発し7時には日和田山登山口に到着する予定でおりました。しかし、出発後1本の緊急連絡が入ります。知人の女性から五千円を集らせてくれとの内容でした。最近山歩きやら裏歩きをしていなかった私は少し小銭が増えて処分に困っていました(笑)。そんな情報がある筋から拡散されたのか?どうかは不明でしたが、まさに筋金入りのたかり屋からの連絡でした。仕方なく五千円の必要性を確認するため、内容確認のプレゼン用意を依頼して、主の住む地域に向かいます。結構な無駄な時間を費やした結果、やむを得ず五千円の投資を決定し【題して、五千円集られちゃった事件】、サッさと切り上げて日和田山に向かいます。
日和田山駐車場到着時刻は既に13時を過ぎており、完璧すぎる大遅刻ハイカーとなって低山縦走に挑みます。行ければ日和田山~顔振峠と思っていたのですが、時間が相当厳しい!ましてや雪山に変貌している里山です。まずは初っ端からチェンスパイカーとなって、スカリ山にシュートを決め込む勢いで突き進むことにしました。スカリ山以降は踏み抜き地獄&変則的ツボ足地獄が強いられました。
レポ作成の原動力になりますので、下記1発ランクアップのため、宜しくお願いします。
【ルート】:日和田山駐車場(13:04)⇒男坂経由⇒金刀比羅神社前(13:28-13:32)⇒日和田山(13:38-13:44)⇒高指山(13:59)⇒物見山(14:21)⇒北向地蔵(14:50)⇒観音ヶ岳(15:04)⇒スカリ山(15:10-15:14)⇒エビガ坂(15:25)⇒ユガテ(15:44-15:50)⇒橋本山(16:07)⇒福徳寺(16:30)⇒東吾野駅(16:43)【西武線乗車:17:02】⇒高麗駅⇒日和田山駐車場(車回収)
※歩行距離:10.0㎞ 行程タイム:3m39m(休憩等含)
(注):行程時間は個人のペースで歩いたり、自然観察をしている為、またアクシデント・渋滞等発生により全く参考にはなりません。
大幅な遅刻ハイカーとして日和田山駐車場に到着した時点で13時を過ぎていました。到着が困難であれば事前にゴーストハイカーに依頼を掛ける予定でしたが、正真正銘のリーマンハイカーで登場です(笑)。この時刻から顔振峠経由のルートは厳しいかと考え、まずはスカリ山を目指してからその後ピストンにするのか、ユガテに進んで見るか、選択肢をいくつか考えていました。登山口付近に雪はありませんでした。
トイレ前を通過後、少し登りかけて行くと登山道は雪道に変わっていきます。
後々装着しなければならないのは明らかな為、ベンチのある場所でチェーンスパイカーとなり、スカリ山目指してシュートを決め込む勢いで立ち向かうことにします。
毎度の如く男坂から登ります。ここで雪を見るのは記憶の中では初めてです。岩場下部で雪が残っていましたが、高度を稼ぐに連れて積雪が無くなっていきます。
ゆっくり登りながら楽な展開で金刀比羅神社前の展望箇所に到達していきます。今年1月3日に日の出を見て以来です。
白くなった住宅地から巾着田を見渡していきます。
奥多摩三山の大岳山、御前山が目立ちます。豪雪と化した両山は登頂不可能な程、アプローチが困難な状況です。っていうか登山自粛を求められている山域ですね。
遠方にさいたま市街地、東京方面
金刀比羅神社から再度振り返ります。
金刀比羅神社を後にして、雪道を歩いて日和田山山頂にアタックを仕掛けにいきます。
日和田山山頂標識のトップにコンパクトな雪だるまが造られており、妬けに可愛らしく感じます。
日和田山山頂部からの展望、南東の方角が開けています。筑波山が僅かに見えていますが、PM2.5の影響だらうか。
埼玉の下界各種施設
山頂を後にして鞍部まで下ります。高指山に向かって歩くに連れて積雪量が増えていきます。
高指山を見上げて集落に向かう舗装路に入りますが・・・除雪がされていません。
集落売店前は除雪がされていました。物見山に向かう登山道でなんと!黒いブーツに手提げ袋を持った女性が下りてきました。一瞬、塾の帰りですか?と聞きたくなりましたが、ハイカーではなさそうなので不用意な発言は控えました。
物見山に到達です。山頂には10名程度のパーティが休憩をして賑わっていました。
物見山より先は一本筋の通ったトレースは無くなり、歩幅の合わない変則的ツボ足状態になります。敢えてここを歩かずに脇の硬いバーンを歩く方が歩き易い感じでした。
いつも軽トラが置かれている場所の周辺から除雪がされていました。そのまま歩いていくと作業員3名で除雪作業中です。作業の邪魔をしてはいかんと思い、通行不能であればピストンで戻るつもりでした。作業員に通行しても大丈夫かどうか尋ねると、快くどうぞと言われましたので遠慮しながら脇から通行させていただきました。
北向地蔵手前の車道までは除雪作業が入り歩き易くなっていますが、山側には大量の雪が残っており気温上昇でもあれば雪崩が発生することも想定できます。
車道を横断し北向地蔵に向かう途中、積雪の重みで枝が倒れている箇所がありますので注意しながら歩きます。
物見山以降ハイカーを見かけませんでしたが、北向地蔵で二人のハイカーを確認したのが本日最終ハイカーとなりました。北向地蔵から先は車道歩きをしていきます。除雪はされていますが、凍結箇所多数でスタッドレスでも危険な状況です。
スカリ山取付口から尾根道に入ります。
踏み抜き地獄やら先陣が残した変則的ツボ足で登っていきます。
まずは観音ヶ岳から武甲山を望みます。
スカリ山に向かう鞍部までの下り道ではとても400m前後の低山とは思えない程の積雪量です。
コルより登り返してスカリ山にアタックを仕掛けます。
本気モードでスカリ山にアタックです!積雪量が半端ないっす。
スカリ山で雪庇が発達??
スカリ山から眺めた奥武蔵の帝王、武甲山
遠方に霞んで見える「榛名山」
先端が立っているシンボルの笠山(左)、そして遠方の高崎・前橋方面を眺めます。
数名のハイカーの踏跡しかない尾根道を下り、トラバースしていきます。トラバース道はやや危険を感じる難易度でしたが、変則的ツボ足をチェーンスパイカーとして蹴散らしながら進みます。
結構本気モードでエビガ坂に到達です。時間があれば顔振峠方面に進みたかったのですが、5千円たかり屋に嵌められた事件により、ユガテ、東吾野駅方面にやも得ず進行していきます。
変則的ツボ足で進んでいくと、ユガテに通じる登山道は結構荒れており、道を塞ぐ巨大枝に進行を妨げられていきます。
ユガテに建つ民家の脇道を通過していくと、ゆずが雪害に遭われています。
ユガテにまでこんなにも豊富な雪があるとは驚きです。こんなユガテ歩きはニガテ?
ユガテシンボルの標識を確認後、東吾野駅に向かう為、古道飛脚道を選択します。
踏み跡の人数は少ないと思われる道を辿り、橋本山に到達します。暫し夕刻の開けた展望を楽しみます。
何度も登場する武甲山、手前左側が武川岳
古御岳~伊豆ヶ岳のラインが鮮明に見えます。
奥武蔵を一望してから勾配が急な男坂を下ります。
下りではチェーンスパイクの爪が気持ち良く効いているので、ガシガシ下っていきます。
やがて福徳寺が見えてきて前を通過していきます。
雪害に影響の無かった阿弥陀堂を見学して、チェーンスパイクを解放していきます。
車道を歩いて東吾野駅に到達します。次の発車時刻まで20分近くありましたのでベンチでゆっくり寛ぎます。
数日前に全線復旧した西武線の列車が到着します。17時2分に乗車し高麗駅まで2駅の短い車窓の旅です。
高麗の里にコンパクトに聳え立つ日和田山を見上げながら車の回収に向かいます。お疲れさまでした。
■天候:晴れ時々曇り
■出会った人:25人
■タイム:13:04~16:43【3時間39分、休憩等含】
■形態:単独行
■水分:2.0L(ペットボトル500ml:4本)
■山域:奥武蔵
■日和田山登頂:通算14回目
■出発地点より駐車場までの片道距離:32Km
■登頂日:2014年2月22日(土)
■その他:
★大幅な遅刻ハイカーとしてスタートした日和田山からの低山縦走でしたが、出だしの遅延に調子が狂って思うようなチェーンスパイカーとしてのパフォーマンスを発揮することができませんでした。ただ積雪に対しては非常に爪が良く絡んでいたので器具としてのパフォーマンスは良好でした。
★踏み抜き地獄&変則的ツボ足地獄のスカリ山はやや難儀しつつも楽しく登頂することができました。スカリ山以降のエビガ坂、ユガテ方面もハイカーの歩いた形跡が薄く、新鮮な感覚で歩くことができました。
★さて、昨年は3/2にかんぽ寄居から陣見山~宝登山の縦走、3/9に高尾山⇔陣馬山のピストンを消化しましたが、歩いた両日ともに猛烈な花粉に襲われ、洪水気味の鼻水により鼻心溶融が起こり、メルトダウン2回、翌日は目が開かない現象が発生、今でもトラウマとなって記憶に残っております。従って、花粉の影響によっては登山自粛も考えています。やっぱ、大人の裏歩きになってまうかな・・・(笑)。以下も登山自粛の要因の一つ。
★2/26よりPM2.5の観測値が高まっています。当日は奥武蔵や奥多摩方面も晴れていたにも拘わらず、朝から霞んで見えづらい光景でした。明らかに中国で発生している有害物質PM2.5の影響です。更にPM2.5の5分の一の微粒子のPM0.5もあるようでこいつはもっと厄介な物質のようです。黄砂・PM2.5・鳥インフルエンザ等、環境テロに脅えなければならないのだらうか。打開策は・・・・、特大スカッド打ち込んでも効果は軽微だらうな。とにかく迷惑な国だ、ほんまにいい加減にせいや!と怒りを代弁していきます。