« 2011/3/11 棒ノ折山登頂後の癒し温泉にて、東日本大震災に遭遇したレポ | トップページ | 二子山/焼山/武川岳/伊豆ヶ岳 2012/3/27 奥武蔵縦走シリーズ(放置中!) »

二子山(横瀬町) 2012/3/3 奥武蔵低山トレーニング編

二子山(ふたごやま)883m 単純高低差566m

Futagoyama_yokoze_20120303_101Futagoyama_yokoze_20120303_105

横瀬町にある奥武蔵の中堅的存在「二子山」の登頂を目指していきます。今回で2回目(前回レポなし)の登頂となるので、少し距離を延ばした縦走を計画します。しかしながら、3日前の雪、前日の雨により、登山道はシャーベット状態が続き、簡易アイゼンも絡み難いコンディションに困難を極めます。実は、当日登山に対するモチベーションも低下しており、輪をかけて、晴れの予報が、山頂ではガスに巻かれる始末となり、縦走を単発に切り替える決断をします。(やる気ないモードでの走行は、怪我の元と判断)画像は、二子山(雄岳)の山頂及び展望の様子です。

元々、縦走計画とは、二子山⇒焼山⇒武川岳⇒伊豆ヶ岳の4山踏破を計画しておりましたが、二子山周回コースに切り替えます。いつかコンディションが良好の時にチャレンジしてみたいと思います。

レポ作成の原動力になりますので、下記1発、宜しくお願いします。

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

(ルート):道の駅果樹公園あしがくぼ第二駐車場⇒水場⇒雌岳⇒雄岳⇒雌岳⇒冨士浅間神社⇒鳥居⇒道の駅果樹公園あしがくぼ第二駐車場


Futagoyama_yokoze_20120303_005Futagoyama_yokoze_20120303_006

桶川・北本IC~圏央鶴ヶ島ICまで高速を利用します。その後、国道299号をひたすら秩父方面に走行していくと、道の駅果樹公園あしがくぼに到着します。


Futagoyama_yokoze_20120303_012Futagoyama_yokoze_20120303_013

トイレタイム後、第二駐車場に移動します。雨上がりの登山者用未舗装の駐車場は、所々水溜りが出来ていました。


Futagoyama_yokoze_20120303_016Futagoyama_yokoze_20120303_017

橋を渡って、7時15分登山開始です!


Futagoyama_yokoze_20120303_020Futagoyama_yokoze_20120303_023

ガード下を潜り抜けると、そこは雪国であった・・・・。


Futagoyama_yokoze_20120303_024Futagoyama_yokoze_20120303_025

これから先にある積雪量を想定し、早々と簡易アイゼンを装着します。


Futagoyama_yokoze_20120303_028Futagoyama_yokoze_20120303_032

なんと!登り込むにつれて、積雪量が減少していきます。


Futagoyama_yokoze_20120303_033Futagoyama_yokoze_20120303_035

途中、雨で溶けきっている箇所があり、今更ながらアイゼンを外すことができません。仕方なく、爪を傷めないような浮足立った歩き方で、その場を切り抜けます。この辺りで、格好がハイカーでないオヤジが、携帯で誰かと話していました。


Futagoyama_yokoze_20120303_037Futagoyama_yokoze_20120303_041

そのまま登り込んでいくと、兵ノ沢490mに到達です。


Futagoyama_yokoze_20120303_047Futagoyama_yokoze_20120303_050

更に進んでいくと急坂へと変わり、過酷な登り込みを強いられます。汗を噴き出しながらグングン高度を稼いでいきます。


Futagoyama_yokoze_20120303_054Futagoyama_yokoze_20120303_056

アイゼンも絡み出し、着実にアタック体制を整えていきます。


Futagoyama_yokoze_20120303_058Futagoyama_yokoze_20120303_064

しかし、進む方向は、なぜか鈍よりとした重い空気が漂っていました。


Futagoyama_yokoze_20120303_066Futagoyama_yokoze_20120303_072

丸山方面を眺めると、ガスの切れ間に、展望台を視界に捉えることができました。


Futagoyama_yokoze_20120303_067Futagoyama_yokoze_20120303_068

二子山の核心部に挿しかかります。嫌らしいくらいの急坂では、木々の合間に補助ロープが備え付けられています。


Futagoyama_yokoze_20120303_076Futagoyama_yokoze_20120303_077

痛恨の嫌らしさを感じさせる独特の急坂は、過酷で拷問チックに脚部を中心に傷めつけてきます。補助ロープ無しでは、這い上がるのが困難なくらいの急坂です。


Futagoyama_yokoze_20120303_080Futagoyama_yokoze_20120303_082

心拍数を上昇させながら、何とか雌岳のアタックに成功です。ここで、ベテラン風のハイカーに遭遇し、これから武甲山まで縦走するそうです。周囲を取り巻くガスリを気にしていましたが、私はこのガスリで既にやる気無いモードに入っていました。


Futagoyama_yokoze_20120303_084Futagoyama_yokoze_20120303_089

ベテランハイカーは、そのまま雄岳方向に進んでいきました。やる気ないモードの私は、5分遅れて雄岳に向かいます。結構な難所を鞍部まで下っていきます。


Futagoyama_yokoze_20120303_091Futagoyama_yokoze_20120303_096

再び、嫌らし過ぎるくらいの急坂を登り返していくと、雄岳山頂部が見えてきました。


Futagoyama_yokoze_20120303_108Futagoyama_yokoze_20120303_098

雄岳に登頂成功です!


Futagoyama_yokoze_20120303_100Futagoyama_yokoze_20120303_107

周囲はガスリ巻くっていて、この場に留まっていようという気には全くなりませんでした。本来、正面に見えるはずの武甲山も全く見えません。頭の中は、癒し温泉の事だけを考えるようになっていました。しかしながら、先程のベテランハイカーに触発されて、武川岳縦走やってみるか!っていう気持ちに少しは傾きかけていたのですが、ガスに巻かれた状態では、そのモチベーションも持続しません。


Futagoyama_yokoze_20120303_112Futagoyama_yokoze_20120303_113

縦走を断念して、サッサと来た道を戻り、雌岳までピストンします。すると、丸山方面に青空が・・・・・。気持ちは既に癒し温泉ですから、もういいっす!!


Futagoyama_yokoze_20120303_114Futagoyama_yokoze_20120303_116

トレースのない周回コースで下っていきます。


Futagoyama_yokoze_20120303_118Futagoyama_yokoze_20120303_122

ラッセル下りでガンガン下っていきます。


Futagoyama_yokoze_20120303_123Futagoyama_yokoze_20120303_124

気が付くと獣のトレースを確認します。岩の合間に隠れているのかと覗いてみました。在る訳ないっすね。


Futagoyama_yokoze_20120303_128Futagoyama_yokoze_20120303_130

丸山方面の眺望が利いています。反対側の武甲、武川岳方向は、未だガスっていました。


Futagoyama_yokoze_20120303_134Futagoyama_yokoze_20120303_136

尾根道を下っていくと、今度は、はっきりとした獣の足跡トレースを発見します。そのまま登山道に、しっかりと形跡を残して歩いていました。


Futagoyama_yokoze_20120303_137Futagoyama_yokoze_20120303_138

獣の足跡トレース脇には、熊目撃情報の張り紙が・・・・・。この足跡は熊じゃないけど、アライグマ?


Futagoyama_yokoze_20120303_143_2Futagoyama_yokoze_20120303_151

ひたすら下っていると、樹間から武甲山の一部が確認できました。


Futagoyama_yokoze_20120303_152Futagoyama_yokoze_20120303_154

この辺りの急坂は危険地帯の上、雪質もシャーベット状態で、アイゼンが絡み難く滑りまくりです。下山方向に、集落が見えていました。


Futagoyama_yokoze_20120303_161Futagoyama_yokoze_20120303_164

シャーシャー下っていくと、富士浅間神社の祠に到着します。ここでアイゼンを外します。


Futagoyama_yokoze_20120303_167Futagoyama_yokoze_20120303_168

この位置から秩父側の視界が開けていて、絶景を味わうことができます。


Futagoyama_yokoze_20120303_179Futagoyama_yokoze_20120303_183

そして、眺望を楽しみながら、カップヌードルを美味しく頂くことにします。


Futagoyama_yokoze_20120303_189Futagoyama_yokoze_20120303_195

御荷鉾山方面、小鹿野町にあるもうひとつの二子山


Futagoyama_yokoze_20120303_203

そして、埼玉が誇る百名山「両神山」が力強く聳えています。


Futagoyama_yokoze_20120303_188Futagoyama_yokoze_20120303_204

眼下には、秩父市街地と秩父の交通路国道299号線


Futagoyama_yokoze_20120303_205Futagoyama_yokoze_20120303_209

富士浅間神社で参拝してから、急下降していきます。


Futagoyama_yokoze_20120303_214Futagoyama_yokoze_20120303_224

やがて、登山道の積雪が無くなり、チャッチャカ下って、気分は完全に温泉ムードです。


Futagoyama_yokoze_20120303_227Futagoyama_yokoze_20120303_229

なぁ~んて、あさっての方向を考えて下っていたら、最後に罠のように仕掛けられていたシャーベット雪で、足場をすくわれます。とにかく滑りまくりで、てんてこまい状態。アイゼンはとっくに外しており、滑ると止まらないので、雪で覆われている地面を思いっ切り、鷲掴みして「ガシィ!」と四つん這い状態で停止させます。なんとも情けない滑稽な格好でした。幸い誰にも目撃されていませんでした。(汗)


Futagoyama_yokoze_20120303_231
Futagoyama_yokoze_20120303_232_2Futagoyama_yokoze_20120303_233

最終場面の積雪に疲弊させられた状態で、西武線のガード下を潜ろうした時、運よく列車が通過します。空かさず撮影です。(因みに、撮リ鉄じゃ~ありませんよ)


Futagoyama_yokoze_20120303_235Futagoyama_yokoze_20120303_237

集落を抜けると国道299号に出ます。右に曲がって、芦ケ久保駅方向を進んでいきます。


Futagoyama_yokoze_20120303_239Futagoyama_yokoze_20120303_241

まもなく道の駅が見えてきました。静かに流れる川では、数名のフィッシャーマンたちが釣りを楽しんでおります。


Futagoyama_yokoze_20120303_245Futagoyama_yokoze_20120303_249

駐車場に帰着後、楽しみにしていた「武甲温泉」で思う存分、身体を癒していきます。1時間露天に浸かり、前日の寝不足の影響もあり、休憩室で2時間も仮眠してしまいました。


Futagoyama_yokoze_20120303_250Futagoyama_yokoze_20120303_251

帰り道、本日登頂した「二子山」を眺ながら運転していきます。あのトップは、嫌らしいアップダウンだったなぁ・・・・。


Futagoyama_yokoze_20120303_254Futagoyama_yokoze_20120303_255

序に、武甲山も横目でチラみしながら帰ります。

地元に帰ると、4月オープン予定の「湯の道 利久」系列の温泉が完成間近です。日和田山の癒し温泉に活用しようと今から入浴意欲満々です。仕事帰りにちょくちょく立ち寄っていると思いますけど。


■天候:曇り(山頂ガスリ) 

■出会った人:2人 

■タイム:7:15~11:20

■その他: 

★2度目の登頂となりました横瀬町にある「二子山」、とにかくトップ手前の補助ロープ付の急坂、更に登り返しと嫌らしい感じのプチ拷問登山でした。やる気の失せる天候は仕方ありませんが、気合いを入れた4座縦走踏破を春先にやらなければ、馬蹄形が遠のいてしまいそうです。そろそろ、自分に喝!を入れて、対峙する準備を整えていかなければならない時期ですね。

ホームに戻る 

 

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村




« 2011/3/11 棒ノ折山登頂後の癒し温泉にて、東日本大震災に遭遇したレポ | トップページ | 二子山/焼山/武川岳/伊豆ヶ岳 2012/3/27 奥武蔵縦走シリーズ(放置中!) »

二子山(横瀬町)」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 二子山(横瀬町) 2012/3/3 奥武蔵低山トレーニング編:

« 2011/3/11 棒ノ折山登頂後の癒し温泉にて、東日本大震災に遭遇したレポ | トップページ | 二子山/焼山/武川岳/伊豆ヶ岳 2012/3/27 奥武蔵縦走シリーズ(放置中!) »

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

カテゴリー

山仲間

  • ゆうやけハイカー by ゆうやけsan 
    四季を通して、日帰り山歩きと山麓付近の温泉を堪能しております。単独行動が多く、その想いを小さな ストーリーにして登る日があります。 腰痛(ヘルニア)とお付き合いしながら、日常生活と違った大自然 を相手に、移り変わる景色や花々や木々を見ながら野山を満喫し、日頃の疲れを癒している日もあれば、 時に挑戦的な登り方をしてストレスを発散している日の私もいます。・・・何れにせよ、山からの帰着後は 充実感がいっぱいです。
  • ちょっとずつ登って行こう~ by まるこsan 
    自分のレベルにあった山からちょっとずつ・・・この夏は、北アルプス、南アルプスに行きましたぁ。 山頂でのビール(最近はノンアルコールビール)が楽しみ♪ ずっこけ山女子の登山日記。
  • 雪椿日月抄 by yukitsubaki san 
    登りたい山が山ほど?!ヨッシャー・ガンバ☆ ◆2007年4月7日 初めてブログをUPしました。 ◆いい汗を流して山登り、キューッと絞れたナイスバディーにニンマリ!! 黒く日焼けしたフェイスに、女心も複雑。純白の雪山にココロを奪われ!新緑に被われた山にココロをときめかせ!登りたい山は海外にココロを、ら・びゅ~ん!
  • AAマダム
    ウエストを保つためと称して登山(なかなか保てませんが・・・) 軟弱登山が大好きで、時々ハード。 冬は南国、夏はアルプスをポレポレ歩き、時々世界に飛び出して、山や街を徘徊? 最近、考古学にはまっています。
  • しあわせのハイキング道 by たねsan
    皆様のシアワセな笑顔がなによりの養分です。どうかこの種が大きく育つようあたたかいコメントをお願いします。皆様の笑顔のためにがんばって更新していきます!(〃⌒∇⌒)ゞ♪
  • ひまじんsan
    群馬県高崎市の郊外で暮らしている団塊世代のひまじんです。 2010年初夏、40年あまりのサラリーマン生活を卒業し、フリーになった時間を有効に活かすため、体力のあるうちに出来るだけ多くの山を歩きたいと思っています。 山歩き6年目突入のひまじんさんの丁寧で参考になるレポをご覧ください。
  • 季節を感じて♪ by でんsan
    谷川連峰馬蹄形縦走挑戦時に出会った同士のサイトです。 ~紹介文~ 群馬の山のないところに住んでいます(^^​) ​山と温泉、おいしいものが好き♪
  • のほほん山歩き by rin san
    のんびりと群馬県の山を歩いています~ ソロで歩いても、みんなと歩いても、山歩きって楽しい♪♪♪ 目指せ!!カッコイイ山マダム(^O^)/
無料ブログはココログ