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武尊山 2011/11/3 日本百名山登頂シリーズ

武尊山(ほたかやま)2,158m 単純高低差1,058m

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「武尊をホタカと読める人は、山好き以外にはあまりいないだらう。」と深田久弥氏は日本百名山の著書に記載しています。実は私は基礎スキーヤーをやっていた若き時代にホタカの名を知ります。当時武尊山周辺には、武尊スキー場・武尊牧場スキー場がありました。そして成人してから亡き父と1度だけ一緒に滑りに行ったスキー場が武尊でした。非常に思い出の残る地域に、日本百名山の1峰があるとはハイカー修行を始めてから知りました。

日本百名山第18座目となった「武尊山」を武尊神社を起点に主峰沖武尊と剣ヶ峰山の2座を踏破する周回コースで登頂してみたいと気合いが入ります。

(ルート)武尊神社駐車場⇒剣ケ峰山分岐⇒手小屋沢避難小屋⇒武尊山(沖武尊)⇒剣ケ峰山⇒剣ケ峰山分岐⇒武尊神社駐車場


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自宅を3時30分に出発します。関越自動車道東松山IC~水上IC下車⇒一般道を24キロぐらい走行し武尊神社駐車場に約2時間で到着します。駐車場には既に車中泊のハイカーが待機しておりました。奥の空いているスペースに駐車して車内で小休止します。駐車場にはセンサーライト付きのトイレが併設されていました。


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数名のハイカーがヘッデンを装着して先行していきました。まだ薄暗い6時過ぎ私も登山開始体制に入りました。


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武尊神社で安全祈願をします。


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神社先にも10台程度停められる駐車スペースがあると昭文社の地図にはありましたが、通行規制がかけられています。そして側には「熊出没注意」張り紙です。


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ベアベルを鳴らしながら林道を歩いていきます。途中道路は盛り上がって崩落していましたので車通行不能です。 


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早くも遠方に目指す山頂方面が確認できました。テンションが上がります。


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砂利道林道を進んでいきます。


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すると昭文社の地図上に記されていた「P10台」の場所を発見です。とても安心して駐車しておけるような場所には見えませんでした。駐車スペースと思われる脇に狭くなったガタガタ林道の勾配を歩いていきます。


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遠方に山頂を確認し沢を横切ります。


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すぐ先で剣ヶ峰との分岐点に出ます。


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直接武尊山を攻めにゆっくり登っていきます。


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しっかりと踏み込まれた百名山ならではの明確な登山道です。


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暫く進んでいくと一気に勾配がきつくなり荒れかけていました。


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その先を登り込んでいくと親子ハイカーを遠慮なく追い越します。汗を噴き出しながら父親の方があちぃ~!とか言ってへたばっていました。


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補助ロープ設置箇所に差掛ります。ガッシリ掴み利用させていただきます。


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視界が拡がり高度を稼いできたことを実感します。山頂方面も結構な近さに感じられるようになってきました。


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急坂を登り込み手小屋沢避難小屋分岐に到達します。


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泥濘を越えると手小屋沢避難小屋の標識を見かけます。真っ直ぐは山頂方面に向かうルートですが、30mぐらい下に微かに小屋らしき影が見えます。下りるのが非常に面倒だから止めておくかと考えました。しかし、レポを読まれている方から避難小屋見せろ!の声が聞こえてきそうでした。サービス精神で一気に下ることを決意します。(え?そんなもの見たくもない?って方は飛ばしてください。)


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急坂を一気に下降して避難小屋前に下りました。滑稽な形をして異次元的な雰囲気を感じさせられる避難小屋です。


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ユニークなフレーズを眺めて遠慮なく開放させていただきます。先着ワンカップルのみといったスペースでしょうか。詰め込めれば6人ぐらい行けるかな。


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避難小屋を後にして分岐までの急坂を戻ります。更にその先も深刻な登り込み地獄を味わいます。


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根っこ地帯、倒木、ガレと難所を乗り越えていきます。 


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すると武尊1発目の鎖場の登場です。


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鎖場のガシィガシィ!登攀(これ流行りますかね・・・)です。そして見下ろします。


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谷川連峰が一望できる位置まで高度を稼いできました。


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更に待ち受けていた超急坂の登りです。スタミナを切らさず丁寧に消化していきます。


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一枚岩のロープ箇所を乗越えていきます。


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少し登った先で燧ケ岳を確認します。


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険しい岩場でロープ・鎖を掴んでガシィガシィ登攀していきます。そして見下ろし高度感を確認します。


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側には二人分ぐらいのスペースがある高台に出ます。真横は絶壁です。


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山頂を視界に捉えて、立ち止まっている真下を見ると吸い込まれそうだ!


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登山口方向を確認しながら周囲の山々を眺望します。


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眺望小休止後、梯子・鎖場を気合いで乗り越えて行きます。そしてスッキリする高度感確認です。


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山頂目指して登り込んでいきます。


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泥濘は登山靴の汚れを気にしながら端の方を歩きます。


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徐々に山頂が間近に見えるようになってきました。雄大な赤城山もしっかりと捉えることができます。


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剣ヶ峰への稜線を眺めながら仕上げ登りに入ります。


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気合いを入れて登り込んでいくと最後は呆気なく山頂に到達できました。


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登頂成功です!時刻は9時ジャスト、約3時間で過酷な登りを消化してきました。山頂には「御嶽山大神」と刻み込まれた石碑が立っていて信仰の山であることが伺えます。


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久しぶりの一等三角点に感激のタッチをします。展望盤のある貸切山頂では肌寒い風が身体を冷やしてきました。


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山頂からは皇海山、日光白根山が確認できました。


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続いて谷川連峰・燧ケ岳を確認


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展望盤の正面には雄大な上毛三山の代表的存在「赤城山」です。


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次に向かう剣ヶ峰の稜線を下からトップまでしっかりと目に焼き付けます。


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人の話し声が下の方から響いてきていましたが、結局20分程度貸切山頂を堪能することができました。


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剣ヶ峰の周回ルートを利用して下山していきます。


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武尊牧場から登ってくる稜線を眺めます。遠方には皇海山・日光白根山の頭が聳えています。


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剣ヶ峰に向けて一気に鞍部まで下ります。


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見下げると鞍部に登山道を確認します。ガレ場を下ります。


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ここだけはチャッチャカ下りを活用します。すると一気に先程見えていた登山道まで下ることができました。


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見上げると私が立っていた位置に人影が見えます。なんとなく互いを伺っている様子でした。 


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剣ヶ峰との距離感を徐々に詰めていきます。真向かいには前武尊が聳えています。


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剣ヶ峰の先端だけ妬けに急峻です。所謂、先端恐怖症の人には苦手な山かもしれませんね。


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稜線のアップダウンを繰り返しながら武尊山を振り返ります。


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アップダウンをのらりくらりと歩を進めて行きます。擦れ違うハイカーも増えてきました。


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剣ヶ峰まであともう少しです。


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剣ヶ峰まであと100mの位置までアプローチしてきました。ここから剣ヶ峰まではピストンになります。


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岩ゴロ地帯を難なく越えて一気呵成にアタックを仕掛けます。


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いよいよ先端部分に突入です。上部はたいへん険しく脇は絶壁です。


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岩場を乗り越えて武尊山方向を振り返ります。


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するとそこはもう山頂でした。先端が痛そうに見えていた「剣ヶ峰」2,020m登頂成功です!


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赤城山・そして谷川連峰方面は雲に覆われかけていました。山頂は登山道の一部のように狭く、また天候も遠方で降っていると思われる雨が風に乗って降り落ちてきます。そして肌寒いので撤収することにしました。


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急坂を足場に注意して慎重に下ります。


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傾斜が少し緩和された所からガンガン下っていくと分岐点を見失います。その先の急坂を険しい表情で登り込んできたベテランハイカーに思わず道を尋ねてしまいました。駐車場に下る周回コースから逸脱していないことを知り安心です。しかしかなり急坂です。


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一旦、武尊山を凝視して気持ちをリラックスさせます。


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ここから泥沼急斜面の魔の地獄下りを課せられます。滑り易く超が付くくらい急坂です。チャッチャカ下りやって飛べれば問題ありませんが、躓いたら重傷以上の傷を負わされること間違いない下り坂です。登りならまだ体力でカバーできますが、こんな急坂を下るスキルを持ち合わせていません。 


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根っこ地帯の急坂、更に急坂と緊張感の連続です。


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滑りやすい坂、泥まみれ道、沢渡りと続いていきます。こんな急坂、二度とやるかぁああ!と勝手に怒りながら下っていきます。


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やがて斜度が緩和されてくると安心歩きに変わります。標高を下げてきたら天気良すぎです。


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早朝通過してきた武尊山と剣ヶ峰の分岐点に戻って参りました。


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先程の超急斜面で脚部へのダメージを味わい、砂利道下りにも大きな負担となるくらい疲弊してます。


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脚部に掛かる負担を堪えながら山頂方向を振り返ります。


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紅葉を楽しみながら下り通行止め箇所に戻ります。


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武尊神社で登頂させていただいた御礼の参拝をしていきます。


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駐車場に12時帰着します。休憩含め約6時間の周回コースでした。


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みなかみ町の標高1,200mぐらいは紅葉真っ盛りでした。紅葉地帯を抜けて本日の癒し温泉「湯テルメ谷川」に立ち寄ります。急坂の攻防戦で疲弊ダメージを受けた脚部を徹底的に癒します。


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前回立ち寄った時に車上狙いが発生した駐車場からは、迫力ある谷川岳を眺望して感動します。いつかチャレンジしたい谷川連峰馬蹄形縦走への闘志が漲ります。


■天候:曇りのち晴れ 

■出会った人:10人(登り~武尊山3人、~剣ヶ峰5人、下山周回コース2人) 

■タイム:6:00~12:00 

■その他: 

◇当初、武尊牧場からのルートを検討しますが、アクセスの良さ及びガイドブックにも掲載されていた武尊神社から山頂を目指して剣ヶ峰の二座を踏破するコースに意欲が湧きました。

◇剣ヶ峰からアタックしても武尊山からアタックしてもどちらも下りは魔の地獄下りを味わうことになります。武尊神社からのコースを今後お考えのハイカーは下りには充分注意して下さい。(チャッチャカやるなら自己責任ですぞ)

◇年内百名山20座達成は困難となりそうです。年内残りは低山でトレーニングが中心となるだらう。

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